スーパーフードのローチョコレート美容効果とは?
寒くなると、濃厚な甘いものが恋しくなりますよね。巷でもチョコレートの新商品がでてきて、CMもたくさん流れますよね。実はその中でもローチョコレートがスーパーフードとして注目を浴びています。ローチョコレート美容効果を調べてみました。
冬はチョコレート
気温が下がり、溶ける心配がなくなったチョコレート。甘い一口がおいしい季節になりました。
今、海外セレブも注目のローチョコレートがスーパーフードとして人気なんですよ。
特定の栄養素が高く含まれて健康に良いとされるスーパーフードとしては、アサイーやチアシードなどちょっとなじみのなかったものが注目されてきましたが、身近なチョコレートなら興味がわきますね。
でもローチョコレートとふつうのチョコレートって何が違うのでしょう。
ローチョコレートって何?
一般的なチョコレートは、原料のカカオ豆を100度以上でローストして加工されます。
しかしローチョコレートは、カカオ豆を非加熱または低温で加工したローカカオパウダーに脂質や天然甘味料などを加えて48度以下の低温で作られたものを指します。
カカオ豆だけだと、やはりおいしさとしてはいただけないので、最低限の脂質や甘味料は必要ですが、それでも一般的なチョコレートよりは自然な状態をキープしています。
ローチョコレートの「ロー」は英語の「RAW」で、「生の、料理していない、未加工の」といった意味があります。
ローチョコレートの何がいいの?
チョコレートはカカオ豆をローストしたものをつかいますので、この段階でポリフェノール、鉄分、マグネシウム、亜鉛などの栄養素が失われてしまいます。
しかしローカカオを使ったローチョコレートは非加熱や低温で処理するので、ほとんどの栄養素が失われず美容によいとされているのです。
ローカカオそのものも、抗酸化作用が通常のローストしたカカオの3倍以上あるそうです。
ローチョコレート美容効果には何が?
では、このローカカオを使用したローチョコレート美容効果をしらべてみましょう。まずはカカオそのものの栄養は?
なんといってもポリフェノール
赤ワインブームで一躍有名になったポリフェノールですが、カカオ豆にもたくさん含まれています。
赤ワイン、リンゴ、コーヒーにポリフェノールが多く含まれていますが、その中でもカカオに含まれるポリフェノールの量はダントツで、商品によっては赤ワインの4-5倍のポリフェノールが含まれています。
このカカオポリフェノールは血管を広げ、動脈硬化の原因であるコレステロールの酸化を防ぐ働きをします。また血管だけでなく、肌の老化の原因である活性酸素の働きを抑制し、肌荒れの改善の効果があると報告されています。
カカオにはポリフェノールだけでなく、同じように抗酸化物質であるカテキンやビタミンEも多く含まれるので、シミやしみを防いだり、紫外線からのダメージを防ぐ働きも期待できます。
そしてカカオポリフェノールは女性の大敵であるストレスを軽減させることもできます。赤ワインを大量に飲むことは難しくても、仕事の合間にちょっとチョコレートを食べることはできるので、ちょうどいいですね。
また、ポリフェノールだけでなく、カカオに含まれるフラバノールやテオブロミンといった栄養素も血管の健康を保つのに重要な働きをしてくれます。
また意外ですが食物繊維も豊富なので、便秘の解消にも一役買い、美肌効果アップに貢献しています。
ローカカオだからこそ
このようにカカオ、チョコレートには健康、美容に大切な栄養が入っているわけですが、上記のようにローストして作った一般的なチョコレートでは、これらの栄養が失われてしまうんです。もったいないですね。
でもローカカオ、ローチョコレートなら失わずに効率的にこれらの栄養素を摂取することができます。
気になるカフェイン
チョコレートにはカフェインが含まれるので妊娠中の方など気になりますね。
しかしカカオに含まれるテオブロミンはカフェインの一種ですが、カフェインに比べると緩やかな作用しかありませんので、食べすぎは禁物ですが、安心です。
またローストするよりカフェインの発生が抑えられる、という情報もあります。
どこで手に入る?
近所のスーパーをのぞいてみましたが、ローカカオやローチョコレートはありませんでした。しかしネットで検索するとすんなり出てきますね。
いわゆる一般的なチョコレートに比べるとなかなかな値段ですが、スーパーフードに興味のある方なら納得のお値段かもしれません。