若白髪が増えている!若白髪の対策で抜くのはアリ?ナシ?
若白髪の対策なんて、自分ではどうしようもないと思っていませんか?白髪の原因を知れば、その対策が見えてきます。遺伝?ストレス?なにが若白髪の原因となるのでしょうか?さまざまな若白髪のケースと、その対策について一緒に学んでいきましょう。
ある時、いつものように髪を束ねようとしたら中から隠れていた白髪が見えてしまい、それ以来、気軽に髪をしばれなくなった経験ありませんか?
「急に白髪が増えたなあ・・・」
「友だちはまだ白髪なんてないのに・・・」
じつは最近、遺伝や老化現象以外にも若白髪になる人が増えているとか。どうやら若白髪の対策について、今から知っておいたほうが良さそうです。
そもそも若白髪とはなにか?
白髪といえば、誰もが思いつく原因は「年齢によるもの」だと思います。加齢により、毛根部にあるチロシナーゼ(メラニン色素を作る働きをもつ酵素)が減ってしまい、メラニン色素を作りだすことができなくなり、白髪になるのです。
そう、もとの髪の色は白で、そこにメラニン色素が色をつけてさまざまな髪色が現われるというわけなんです。若白髪は、老化現象以外でもメラニン色素が作られなくなってできるということですね。
では、どんな時にメラニン色素が作らなくなるのでしょうか?
やっぱりストレスは関係ある?
よく耳にするのは「ストレス」です。メラニン色素を作る細胞はとてもストレスに弱いのだそうです。
ストレスがかかった状態では正常に働いてくれない上に、ストレスによって自律神経も乱れ、必要な栄養素や血流が行き渡らなくなり、髪にダメージとなって現われます。
対策としては、ストレスを解消することが一番ですが、若白髪を気にしすぎていろいろやろうとすると、それがかえってストレスを生み出すことにもなるのであまり気にしないことも必要です。
遺伝以外にもたくさんの原因があった!
次に、親に白髪が多いと心配になる「遺伝」ですが、やはり遺伝的要素も関係ないわけではないそうです。しかし現在は、それ以外の原因のほうが大きいと考えられています。
例えば、無理なダイエットなどによる「栄養不足」。髪は食生活と切っても切れない関係で、栄養素が髪まで行き渡らないと、年齢とは関係なくても白髪になります。
また、睡眠不足など「生活習慣の乱れ」。自律神経が乱れると、ホルモンバランスを崩したり、血行不良などを招き、それは髪にダイレクトに影響します。
また、「病気や薬の副作用」も若白髪の原因になることがあります。
女性特有の甲状腺や胃腸の疾患などによって急激に白髪が増えてしまうことがあります。
自分でできる若白髪ケアはある?
セルフケアとしては、血行をよくする頭皮マッサージやツボ押しがあります。頭皮を傷つけないように気をつけてやさしくマッサージしましょう。シャンプー時や、フェイスケアの延長上で行うなど取り入れやすい時間を考えると習慣化しやすいです。
自分だけでは不安なときは、美容室で受けられる頭皮に関するメニューを活用するのもいいと思います。リラックスもできておすすめです。
また、規則正しい生活をすることは、耳にタコができるほど聞いているとは思いますが、特に睡眠は自律神経のバランスを保つために不可欠です。
積極的に食べたい白髪対策になる食材
無理なダイエットが原因となることもあるので、食生活をぜひ見直しましょう。
知らない間に、カラダだけでなくココロも無理をしてはいませんか? 大前提は、いろんな食材をバランスよくです!
その上で、髪におすすめの栄養素は、タンパク質・ミネラル・ビタミンを多く含んだ食材です。特にヨードを多く含んだワカメ・ひじき・昆布・のりなどの海藻類は聞いたことがあると思います。
意外なところでは、チーズなどの乳製品も髪にいい食材です。メラニン色素の原料のひとつ「チロシン」がチーズから発見されたと言いますので、乳製品に多く含まれます。
果物では、アボカドやリンゴ、バナナ、ナッツや豆類も積極的に摂取したい食品です。オフィスのおやつにも取り入れられるものも多いので意識してみましょう。
白髪を抜けば白髪でなくなる?
白髪を見つけるとどうしても抜いてしまいたくなるのですが、毛を抜くというのは髪だけでなくてムダ毛の脱毛も含めてNGです。これまで白髪の原因を学んできたので、白髪を抜いても予防にならないことはお分かりでしょう。
さらに、毛根や皮膚の炎症などトラブルのもとになるので抜くのはぜったいに止めましょう。また、繰り返し抜き続けると髪が生えなくなってしまい、今度は薄毛で悩むはめになりますよ。
白髪を見つけたら、根元からカットしましょう。美容室でカットするときに目立つところをカットをお願いすることもできますよ。どうしても大量で目立つ場合は、白髪染めなどでケアしましょう。
なんとも悩み多き女子ですが、後悔先に立たず、コツコツと髪にやさしい生活を心がけていきましょう。