健康な湿度を意識して快適ライフを送るために
人の体は半分以上が水分で出来ている事もあり、健康な湿度を意識する事が大切です。日本には四季があり季節毎に湿度も変わるように、健康な湿度も変わってきます。季節毎にどのくらいの湿度を保てばいいか目安を紹介します。
健康な湿度が私たちに与える影響
日本には四季があるため、季節毎に気温も湿度も変わります。寒い季節は外気が乾燥しますし、暖かい季節は逆に湿度が高くなります。
今はエアコンの除湿機能や加湿器があるので、季節に応じて湿度をコントロールできるようになっています。快適と感じる湿度は人により個人差もあり、自分が快適と感じていても健康な湿度とは違う場合もあります。
季節によって健康な湿度を見極める事も大切です。
湿度は高すぎても低すぎても良くありません、健康な湿度とは?
健康な湿度というのは大半の人が不快に感じる事はなく、どちらかといえば快適に感じる範囲となります。
冬は乾燥しやすいため肌の乾燥も目立ちますし、風邪などのウイルスは乾燥を好むので風邪が流行するのも湿度が関係しています。
暖かくなると湿度は高くなりますが、今度は熱中症の原因となったり、室内にカビやダニが繁殖しやすくなったりいう別の問題も出てきます。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルの原因にもなります。
寒い季節の健康な湿度について
寒い季節は外の空気はかなり乾燥しています。
空気が乾燥する季節は、それだけでも体の水分が失われやすくなります。喉の渇きや唇のかさつきなど、湿度は体に現れる症状からもある程度判断できますが、乾きを感じている時は湿度が足りていない証拠です。
風邪などのウイルスは乾燥した空気を好みますので、寒い時期に風邪が流行るのもこういった理由からです。空気の乾燥は肌や粘膜も乾燥させ、健康にも様々な影響を与えます。
この時期は加湿が重要です。加湿器があれば簡単に室内の湿度を健康な湿度に保てます。しかし加湿器は意外と手入れが面倒なため、こまめに掃除をしないとカビが発生し部屋中にカビを撒き散らす事もあるので注意してください。
寒い季節は空気が乾燥するため、加湿を心がけましょう。
加湿器を使わずに身近な物で室内の湿度を健康な湿度に保つ方法を紹介します。
最近はエアコンやファンヒーターが主流となっていますが、反射式のストーブは上にやかんやお鍋をかけておけます。お湯が沸き自然に蒸気が出るので、加湿器がなくても健康な湿度を保てます。料理にも使えてガス代の節約にもなりますし、停電時も電気を使わない反射式ストーブは意外と便利です。
ストーブがない場合は濡らして水滴がたれない程度にしぼったバスタオルや、洗濯物を室内に干すのも良い方法です。寝ている間はマスクを付けて寝たり、枕元に水を入れたコップを置いたりすれば湿度を保てます。
湿度計で見る場合は45%~60%が健康な湿度の目安です。
暖かい季節の健康な湿度について
暖かくなるにつれて湿度も高くなっていきますので、加湿器は不要となります。
前途しましたように湿度が高すぎると熱中症の原因にもなりますし、室内の湿度が高くなればカビやダニが大発生するという別の問題も出てきます。暖かい季節は除湿を心がけましょう。
エアコンの除湿が一番活躍するのもこの時期ですが、エアコンがない場合は窓を開けながら扇風機を付け、部屋に湿度がこもらないよう空気を循環させましょう。除湿剤を部屋の隅や湿気がこもりやすい場所に置くのも良い方法です。
湿度計で見る場合は、55%~65%が健康な湿度の目安となります。
湿度が高い季節には除湿が必要です。