生理中の貧血に効く食べ物と控えた方が良い食べ物を紹介☆
生理中の貧血は出血をしているのだから仕方ないことと諦めている人も多いようです。しかし、貧血は普段の食事を見直すことで改善することができるものと言われています。ポイントは造血作用のある食べ物を摂取すると同時に生理の出血を増やすおそれのある食べ物の摂取を控えることです。
生理中の貧血を改善する方法
生理中は出血をしてしまうため、もともと貧血の多い女性ではさらに貧血が悪化してしまいます。
貧血になると、気分が悪くなったり、寝起きが悪くなるなど日常生活に支障をきたすこともあります。また、貧血が酷くなると倒れることもあり、その場合には脳への影響や倒れるときにケガをするおそれもあり、とても危険です。
このような貧血は「仕方のないこと」ではありません。普段の食事や行動を改善することで貧血の症状を緩和したり、貧血にならないようにすることは可能です。
今回は生理中に貧血にならないための方法を紹介します。
貧血に効果的な食べ物を食べる
貧血に効果的な食べ物は鉄分が多く含まれているものやミネラルやビタミンが豊富な食べ物です。
【1】黒ごま
生理前から多く食べたいのは黒ごまです。
黒ごまは食事の主役ではありませんが、ご飯にかけたり、副菜に振りかけるなどして1回の食事で大さじ1杯は食べましょう。
黒ごまは小さな種子ですが、含まれている栄養価は非常に高く、鉄分やカルシウムの他、ビタミンも豊富です。疲れたときに食べると疲労回復にもなります。
ただし、ごまは硬いからで覆われているので、そのまま食べるよりもすりつぶしたものを摂取するようにしましょう。
【2】緑黄色野菜
ピーマン、ほうれん草、ニンジンなどの色の強い野菜も貧血の予防には最適です。生のままではあまり量が食べられないので、スープにしたり野菜炒めにして食べるようにしましょう。
緑黄色野菜は油と相性のよいものが多いため、炒めても栄養が壊れることはありません。とくにニンジンは出血を少なくする作用もあるといわれる食べ物です。積極的に摂取しましょう。
【3】アスパラガスと枝豆
アスパラガスと枝豆は、鉄分ではなく葉酸が豊富な食べ物です。
葉酸というと妊婦に有効な成分として知られていますが、生理中に失った血液を増やすためにも有効な成分です。抗酸化力が高く、疲労しにくくなります。
【4】たまご
万能食品と言われるたまごは、造血にも効果があります。
体力の少ない女性でもたまごを食べると元気になったり、活力が増します。たまごは古来から精がつく食べ物としても有名でした。
たまごは日頃から一日1個以上食べるようにし、生理前1週間からは1日2個から3個程度食べると良いでしょう。
食べ方は基本的にどのようにしても大丈夫ですが、出来るだけ生で食べることをおすすめします。もっとも良い食べ方は卵かけご飯です。
生理の出血を増やす食べ物を避ける
生理中には失った血液をすばやく増やす食べ物が有効ですが、一方で生理中の出血を少なくすることも大切です。
生理前に食べると出血が多くなるものは意外と多く、これらを毎日の食事から減らすことは難しいかも知れません。
しかし少なくとも、生理前の一週間だけでも気をつけると次の出血が少なくなることがわかっています。
【a】動物性タンパク質
肉や乳製品を摂取すると生理の出血が増えることがわかっています。例えば、焼肉やステーキ、チーズやヨーグルトなどです。
生理前1週間は極力、これらの動物性タンパク質を控えるようにしましょう。生理中に出血が酷い人の場合にはとくに注意が必要です。
チーズやヨーグルトは体に良いものという印象があるので毎日摂取している人も多いようですが、乳製品を毎日食べることは出血量を増やすことになります。
貧血が心配な人は、生理中の出血が増えることでより貧血になりやすくなるので、出来るだけ食べないようにしましょう。
【b】豆乳などの大豆製品
豆乳にはイソフラボンと呼ばれる女性ホルモンと同じような働きをする成分が含まれています。このため、女性の健康に良いと言われるものですが、中には豆乳によって生理の出血が増える人がいます。
実はイソフラボンを摂取しても女性ホルモンとして働く女性は半分しかおらず、あとの半分はイソフラボンを使えずそのまま排泄しているだけと言われています。
そのため、全ての人が生理前に豆乳を飲むことを制限する必要はありませんが、豆乳を飲んで出血が増えたという人は飲まない方が無難です。