狭いところが怖い。閉ざされた空間が怖い・・・閉所恐怖症の原因について
エレベーターやMRIの装置など、閉ざされた空間に自分が入ってしまうと恐怖でパニックになってしまう閉所恐怖症。実は、そこまで酷い症状でないけれど閉所恐怖症だという方は意外と多いのです。一方でどうして閉所恐怖症になってしまったのでしょうか?その閉所恐怖症の原因と克服するために出来ることをまとめましあt。
閉所恐怖症とは?
閉ざされた空間、つまり部屋やトイレ、あるいはエレベーターなど、人間が生活していく上では、閉ざされた空間というのは必ずあります。
最近では、プライバシーを尊重するために、ラーメン屋さんなども個室で閉ざされた空間で食べるという場所もあるほどです。
そういった閉ざされた空間に自分が身を置くとパニックになってしまう、恐怖でストレスがかかってしまうのが閉所恐怖症です。
この閉所恐怖症には、その度合いがあり、重症な方になるとおうち以外の空間が既にダメだという人もいます。
実は、わたしたちの周りにも、この閉ざされた空間が苦手だと言う方は少なくないのです。
閉所恐怖症の人が閉ざされた空間に行くとどうなる?
閉所恐怖症の人がその空間にいくと、動悸・息切れ・手足のしびれや吐き気などの肉体的な発作や精神的な負担がかかっていまう場合が多いです。
もちろん、そこまでの症状がない場合でも、その場所にいると緊張してしまうために、避けるようになる場合が多くなるそうです。また、酷い場合には、パニック状態になってしまうということもあります。
どうして閉所恐怖症になるの?
閉所恐怖症となってしまのには、いくつかの原因が考えられます。
閉所恐怖症は、心の中の病気になりますので、多くの場合が精神的な苦痛、苦い経験、トラウマであることが考えられるでしょう。
人生の経験におけるトラウマ
小さい頃に怒られて押し入れに閉じ込められた、トイレから出られなくなったなど、自分の人生の経験が引き金となって、閉所恐怖症を引き起こしてしまっている場合があります。
思考回路的にネガティブに考えてしまうことによるもの
実際には、閉じ込められた経験などはないので通常通り生活が出来るはずなのですが、もしも出られなくなったらどうしようとか、この狭い空間に耐えられるのだろうか、などと考え過ぎてしまって、閉所恐怖症になってしまうというケースもあります。
遺伝やその他が原因となる場合も
実際に、自分の両親のどちらかが閉所恐怖症だった場合、この閉所恐怖症も遺伝すると言うるケースも考えられます。
医学的な根拠がきちんと出せるわけではありませんが、実際にはこのような症状が親と似てしまうということはよくあります。
閉所恐怖症の治療法について
精神的な病気であるために、その恐怖と感じる場所へ行かないようにするだけという対処法もあります。一般的には、カウンセリングを受けながら、抗うつ剤のようなお薬で改善する場合もあります。
お薬でパニック症状を抑える
抗うつ剤のような、パニック症候群などと同じような薬を服用することもあるでしょう。
お薬を飲むことで、動悸・息切れなどの症状を抑えることができ、それに伴って、閉所恐怖症がだんだんと克服できるということもあります。
頭を切り替えよう
閉所恐怖症の原因自体は様々です。原因は色々あったとしても、それを自分で理解して心を強く持ちましょう。
例えば、エレベーターに乗ったときに、停電しても全く問題がない、停電したところで命を落とすことはない!と強く心に言い聞かせて、前向きに考えを改めることで、閉所恐怖症を克服できる人も実際にはいます。