鼻水の色を観察して体調の変化を知ろう

鼻水の色を観察して体調の変化を知ろう

鼻水の色には、いろいろな色があります。花粉症の時期だとサラサラとした透明な鼻水が出ますが、風邪をひいた時には、黄緑色の鼻水が出ることもあります。 鼻水の色を見て自分の体調を知ることも可能です。 自分だけではなく、お子さんの身体の具合や不調の原因などもつかめますよ。

鼻水の色には4段階

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さらさらとした鼻水の場合には、色は透明です。

膿が出ている鼻水の場合だと、鼻水の色は濁った白色から淡い黄色をしています。

さらに膿が出ているものだと、鼻水の色は淡い黄色から、淡い緑色をしています。

完全に膿が出ている鼻水の場合だと、濃い黄色から濃い緑色の状態です。

鼻水の色はしっかりチェック!

鼻水の色をしっかりチェックしておけば、病院で診断する際の手掛かりにもなります。

サラサラとした透明な鼻水は、花粉症の時期やアレルギー物質が鼻に入り込んだ時に比較的目にする症状でしょう。

これは花粉やダストなどを吸いこんだときに、さらさらとした水のような鼻水が流れることによって、鼻の中に入り込んだ異物を外に出そうと働いている状態なのです。

また乳幼児の子供は、普段からサラサラとした透明感のある鼻水を出していることがあります。これは身体の中に入り込もうとする細菌やウィルスをやっつけるために出ているのです。

鼻水が出ているのに気がついたら、こまめにふき取ってあげましょう。そのまま放置しておくと、鼻の下がかぶれてしまうこともあるので、子供の場合は要チェックです。

風邪の場合だと初期の段階なので、この時期にしっかり治しておけば、風邪の症状の悪化を押さえることができます。早めに耳鼻科を受診すれば、悪化せずに鼻炎や風邪を治すことができますよ。

風邪の症状に合わせて鼻水の色にも変化が

最初は無色透明な鼻水が風邪の症状に合わせて、黄色から緑色に変化をし、粘り気も増してゆきます。

色がつくのにはわけがあります。それは白血球が雑菌に感染した後、リンパ球と常在菌とが雑菌と戦い、その雑菌と戦った後の色、つまり淡い黄色や緑色は雑菌と戦った後のウィルスの死骸なのです。

また緑色の鼻水が出てくると、風邪がもうすぐ治るシグナルにもなっています。

どんな鼻水でも決してすすってはいけません

どんな鼻水の色でも決してすすってはいけません。鼻水をすすると、鼻水の中に含まれる細菌が耳の中に入り込んでしまう危険性があるからです。

若い女性の場合、人前で鼻をかむことが恥ずかしいことや、鼻をかむとメイクが崩れてしまうので、思わずすすってしまう方も多いのではないでしょうか。

また、鼻をかむと耳の中にある中耳に空気の圧力がたまり、中耳炎になってしまうこともあるので注意が必要です。

鼓膜の状態も悪くなってしまい、へこんだ鼓膜に垢がたまってしまうこともあります。

鼻水は健康のバロメーターでもあります。普段から鼻水の色をよく観察しておけば、自分の体調や子供の体調を知る手掛かりにもなりますので、少し意識しましょう!

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