子供の咳が止まらない!感染症の恐れもあるので長引く前に病院を受診しよう
子供の咳が止まらない!こんなときは小児科よりも耳鼻咽喉科を受診しましょう。長引く場合には、急性気管支炎や肺炎なども考えられます。家の中では加湿をこころがけましょう。また水分不足にならないようにこまめに水分補給をしてあげましょう。蜂蜜や温かいお茶も咳を鎮めるのに効果があります。
えっ?ただの風邪じゃないの?子供の咳が止まらない
子供は大人に比べると咳が出やすいものです。また長引く傾向があるので、子供の咳が止まらないので大丈夫かと心配になるママもいることでしょう。
子供の咳は、外気温が冷たかったり、湿度が低過ぎてもそれが刺激となって咳がでます。また喉や気管の抵抗力が大人に比べると弱いため、すぐに炎症になるため、なかなか子供の咳が止まらないのです。そのため子供の咳はよくあることだと軽く考えてしまうママも多いのではないでしょうか。
ただの風邪だと思っていたら、急性気管支炎や喉頭炎、肺炎、インフルエンザなどが原因という場合もあります。
小児科より耳鼻咽喉科へ
子供の咳が止まらない場合には、小児科へ行くよりも耳鼻咽喉科を受診した方がよいでしょう。小児科だと総合的な診断ができますが、耳鼻咽喉科の場合だとさらに専門的な治療を受けることができます。
慢性的なアレルギー性の鼻炎などが要因で咳がなかなか止まらないという場合もあります。また原因がインフルエンザだとしても、耳鼻咽喉科で検査も出来るし、処方薬も処方してもらうことができます。
また耳鼻咽喉科の方が咳の原因となっている病気を的確に診断し、治療することも可能です。
乾いた咳か湿った咳かどうかをママが確認しましょう
子供の咳をよく聞いてみましょう。乾いた咳の場合には、コンコンという音がし、湿った咳の場合には、ゴホンゴホンという音がします。
ケンケンという咳は犬吠様咳嗽と呼ばれ、呼吸困難になってしまう危険もあるので、すぐに病院へ行きましょう。
痰が絡む湿った咳は咳止めを使ってはいけない!
湿った咳をしている場合には、喉に痰が絡んでいるため、咳をして痰を外に排出させなければなりません。そのため咳止めを使ってはいけません。
ホームケアはどうしたらいいの?
ホームケアはできるだけ湿度を高くすることが肝心です。
喉や鼻の粘膜が弱まっているため、部屋の中は乾燥しないようにするのが大切です。加湿器を使うとよいでしょう。他にも濡れた洗濯物を室内に干すと、湿度が高くなります。
咳が出て苦しそうなら、身体を起こして背中をさすりましょう。寝た状態で咳込むと、気管などが圧迫されてしまうため、苦しくなってしまいます。
咳が長引く百日咳は予防接種を早めに受けましょう
百日咳もDPT三種混合ワクチンであらかじめ予防することができます。生後三カ月から数回に分けて接種します。
この予防接種は感染すると乳幼児は重篤化しやすいため、なるべく早いうちに済ませておくのがよいでしょう。
すぐに病院を受診出来ないとき
昼間元気だったのに、夜中に急に子供が咳込み困ってしまった! ということもあるでしょう。
こんなときは、温かい日本茶か紅茶を子供に飲ませましょう。日本茶や紅茶には抗菌効果や殺菌効果があり、喉の炎症を沈めてくれます。
また蜂蜜も咳を鎮めてくれる効果があります。ただし一歳以下の乳幼児には与えてはいけません。
この他にも、温かい蒸しタオルを鼻や喉に当てると、蒸しタオルの蒸気が鼻や喉の粘膜を加湿してくれるため、咳をおさえる効果があります。