不溶性食物繊維の効果は便秘解消の他にも、腸内の有害物質を排出させる効果が!

不溶性食物繊維の効果は便秘解消の他にも、腸内の有害物質を排出させる効果が!

不溶性食物繊維の効果を活用して、便秘を解消したり、がんの予防をしてみませんか?現代人に不足しがちな食物繊維を積極的に食生活に取り入れましょう。きんぴらゴボウやひじき、豆の煮物などを食べると不溶性食物繊維の効果を得ることができます。理想はおばあちゃんの食卓です。

食物繊維は2種類あります

食物繊維の種類

食物繊維といえば、頭に思い浮かぶのは便通によいということではないでしょうか。

確かに便通によいのが食物繊維なのですが、実は便通をよくする以外にも、いろいろな効果があることをご存じでしょうか。

また食物繊維には2種類あり、水溶性のものと不溶性のものとがあります。

水溶性食物繊維の効果

食物繊維の種類水溶性食物繊維の効果

水溶性食物繊維の効果は、粘り気のある食物繊維で保水性があります。

腸の中で、糖分の吸収を押さえる働きがあるため、血糖値が急激に上がるのを押さえてくれる効果があります。また脂肪の吸収を押さえてくれるため、血液中のコレステロール値を現象させてくれる効果もあるのです。

果物やかぼちゃ、大根、キャベツに含まれるペクチン、こんにゃくに含まれるグルコマンナン、こんぶやわかめに含まれるアルギン酸、わかめなどに含まれるフコイダンがあります。

不溶性食物繊維の効果

食物繊維の種類不溶性食物繊維の効果

不溶性食物繊維の効果は水に溶けにくい食物繊維であるため、便のかさを増やし、排便しやすいようにしてくれる効果があります。また腸の中にある有害物質を吸収してくれるため、癌の予防にもなります。

りんごやごぼうに含まるセルロースや、大豆に含まれるヘミセルロース、果物や野菜に含まれるペクチン、ココアに含まれるリグニン、えびやかにの殻に含まれるキチン・キトサンがあります。

水溶性と不溶性どちらも大切です

食物繊維には水溶性と不溶性があるということは分かったけれど、どちらが身体にいいの? と疑問を抱く方もいるかもしれませんね。結論は、どちらも身体に必要なものです。

水溶性の方は善玉菌の餌になってくれるため、腸内環境が整えられます。不溶性の方は、便秘解消効果や肥満予防効果があります。

食物繊維はいろいろな食品からバランスよく取ることが大切なのです。

ところで毎日お通じはありますか?

食物繊維不足の影響

若い世代ほど食物繊維が十分な量が取れていないため、便秘になりがちです。そこで便秘を解消してくれる不溶性食物繊維を積極的に取りましょう。

ちなみに一日に必要な食物繊維は男性は19グラム、女性は17グラムです。しかし平成20年度の国民健康栄養調査の結果では、なんと10代から40代の男女は一日13グラムほどしか取れておらず、50代では15グラムしか取れていませんでした。

目標量を満たしているのは、なんと70代の女性のみという結果でした。70代女性の食生活をお手本にするといいかもしれませんね。

おばあちゃんの食卓は食物繊維で一杯だった!

食物繊維の豊富な食卓

10代から30代の男女は、コンビニやファストフード店の発達によって、お店で出来あいのものを食べる習慣がついてきました。

40代から60代の男女についても、食事に手間暇をかけずスーパーのお惣菜や冷凍食品などを活用することによって、野菜や豆類などをあまり食べなくなってきました。

70代の世帯のみ、煮物や煮豆など家庭で料理を手作りする機会が多いのかもしれません。

昔ながらの日本のお惣菜には、食物繊維がたっぷり含まれています。たとえば切干大根の煮物やひじきや豆の煮物などです。こうしたおかずが並ぶおばあちゃんの食卓が、理想なのかもしれませんね。

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