誰にでも起こる危険性がある!名前は聞くけどあまり知らない脳腫瘍ってどんな病気?
1度位は名前を聞いたことがある脳腫瘍という病気は場所が場所だけにとても厄介なことになることもあります。まさかの時には完治をするためにも早く発見して早く治療したいですよね。知っておきたい脳腫瘍の症状、治療法などについて調べてみました。
「脳腫瘍」ってどんな病気?
頭蓋骨の中に腫瘍ができてしまう
脳を守っている頭蓋骨の内側に何らかの原因で腫瘍ができてしまうのが脳腫瘍です。その他の腫瘍と同様に、良性と悪性のものがあります。
ただし、脳は人間にとって非常に重要な器官が集まっている部分です。そのため、たとえ腫瘍自体は良性でも、腫瘍ができている場所が命に関わるような場所の場合は悪性とされます。
脳腫瘍の場合は、腫瘍がある場所によっては「良性だから問題ないね」とは言い切れないことがあるのです。
良性か悪性かの判断は組織を病理検査することで判断します。それ以外にも腫瘍の成長スピードで良性もしくは悪性の可能性を考える場合もあります。
また、がん(悪性)の場合は腫瘍が脳で発生した場合と、体の別の場所にあったがんが転移した場合に分けられます。
「脳腫瘍」で見られる症状とは?
頭痛
典型的な脳腫瘍の症状のひとつです。良性でも悪性でも腫瘍が大きくなって脳の組織を圧迫するようになってしまうと症状があらわれてきます。
吐き気
吐き気も腫瘍で脳が圧迫されてしまうことで起こります。
手足のしびれ
神経なども圧迫されてしまうことがあるため、手や足にしびれを感じるようになることもあります。言葉がうまくは発せれなくなってしまうこともあります。
それ以外にも、精神的な変化も起こることがあります。腫瘍ができたことが影響して、性格がそれまでと違った印象を受けたり、記憶力があやふやになってしまったり、突然視力が低下してしまったり・・・といったことも起きてしまうことがあります。
こういった症状が突然見られるようになったら自分で気がついた場合はもちろん、家族や知人などでこういった様子が見られたら、1度脳腫瘍の可能性を疑ってみることも大切です。
脳腫瘍の治療法
検査技術の向上で、他の検査をしていたのに思いがけず脳腫瘍が発見された、なんてことも最近では少なくありません。特にこれといった症状が現れる前の段階で、脳腫瘍を見つけることができるケースもかなり多くなりました。
そのため、手術を必要としない脳腫瘍が発見されることもあります。良性の可能性もあるので、積極的な治療をせず、腫瘍が大きくなるかそのままなのか成長の有無を確認した上で、経過観察を行うことがあります。
開頭手術
基本はやはり手術により腫瘍を取り出す方法がメインです。
良性の場合は手術で腫瘍が摘出できれば、術後は良好とされています。悪性の場合は手術だけでは完治は見込めないため、放射線治療や化学療法などを組み合わせていくことが多いです。
しかし、腫瘍ができている場所が手術ができない場所の場合は、手術は行われません。
放射線治療
手術によって腫瘍が摘出できない場合に用いられます。他の治療法と併用して行われることが多いです。
化学療法
いわゆる抗がん剤を使う治療法です。手術ができない場合はもちろん、術後の再発防止に抗がん剤が投与されることもあり、こちらも手術と併用して行われることがあります。
脳腫瘍になりやすい人っているの??
子供から高齢者まで
年齢を問わず、脳腫瘍の可能性はあります。脳腫瘍は誰がなってもおかしくない病気だということですね。
また、それ以外にも脳腫瘍の原因ははっきりと解明されていませんが、リスクを高めてしまう行為はいくつかあると言われています。
頭痛薬を飲んでいる
よく頭痛薬を飲んでいるとリスクが上がるんだとか・・・
頭を悩ませることが多い、あるいは頭痛がよく起こる
頭を悩ませるのはストレスにつながります。どんな病気でもストレスが原因になっていることは意外と多いです。脳腫瘍も例外ではないようですね。