ストレスと臭いの関係って?その体臭はストレスが原因かもしれません
なんとなく体臭が気になることがありますが、これは病気ではなくストレスが大きく関係していることが考えられ、ストレスを軽減することで臭いが抑えられることもあります。ストレスと臭いの関係について知っておき、快適な夏を過ごしましょう。
ストレス社会で体臭に悩んでいる人が増えている ストレスと臭いの関係について
現在はストレス社会と言われており、ストレスを抱えている人は少なくありません。
ストレスは、人間の身体に対してさまざまな悪影響を及ぼすことで知られていますが、体臭も例外ではありません。体臭に悩んでいる人は、もしかしたらストレスから起因している可能性があります。
ストレスと臭いの関係について知っておくことで、体臭に悩んでいる人は悩みを解決できるかもしれません。
自律神経による異常!?汗のコントロールができない
なぜ、ストレスが体臭になって現れてくるのでしょうか? これは、体内をつかさどる自律神経が大きく関わっています。
自律神経とは、活動している時に活発化する交感神経と、寝ている時などリラックスしている時に活動している副交感神経のことを言い、二つの神経がバランスよく働くことで人間の身体は機能しています。
しかしながら、ストレス状態にあると自律神経がうまく働かず、身体本来の機能が失われていき、老廃物をうまく排出できなくなります。そのため、それらが原因となって気になる臭いが発生するのです。
本来、体内でうまく処理するはずの老廃物が息や汗として体表にあらわれるので、体臭を感じるという原理です。
胃腸の衰えが臭いとなって現れることもあります
ストレスが原因によって胃や腸の機能が衰えると、消化不良や便秘を起こすことがあります。
そのような場合は、食べ物がうまく消化できずそのまま胃に滞留して発酵したり、腸がうまく働かず慢性的な便秘により便が腐敗、発酵されて臭い物質が発生します。
胃の異常の場合は胃酸や卵が腐ったようなにおい、腸の異常はアンモニア臭など便のにおいに似た体臭が発生します。体のバランスをとることができず、なんとなくものが食べられなくなったりします。
肝臓や腎臓に異常が起こった場合も、体臭になって現れます
肝臓は代謝や解毒などを行う臓器ですが、沈黙の臓器ともいわれており、なかなかその異常を発見することができません。
ですが、ストレスが肝臓機能に異常をきたす場合、毒素のアンモニアを尿素に分解できなくなります。そのため、アンモニア臭を発生させることがあります。
肝臓で分解された老廃物を尿として排出するのが腎臓の役割です。腎臓の働きがストレスによって弱ってしまうと、尿となって排出されずにアンモニア臭が残ります。
それだけでなく毒素が分解されないため更なる腎臓の機能低下が懸念されます。
ストレスをおさえて、体臭問題を改善しよう
体臭に悩んでいる人は、デオドラント製品を使って臭いを抑えようと工夫していますが、これでは根本的な問題解決になりません。
まず、汗の出方に異常がある場合、自律神経が乱れていることが考えられます。しっかりと夜はリラックスして刺激を避ける、朝は朝日を浴びるなど生活習慣を整えましょう。
そして、内臓の機能低下による体臭には、内臓にやさしい食べ物を食べましょう。ビタミンやミネラルが豊富な食品を摂取することで改善させる場合もあります。
便秘がひどい場合は食物繊維をとったり、胃の消化が悪い場合はキャベツや大根などをとりましょう。
そして、緑黄色野菜やフルーツなど、抗酸化作用のあるビタミンは肝臓や腎臓の機能を高めてくれます。体内酵素は臓器の動きを助けてくれます。