突き詰めたら謎だらけ。未だに不思議がいっぱいの血液型とは?
相手の血液型を聞いたりする日本人。性格を語る上でも話のネタになるケースも多いのですが、意外と色々な情報が多く、突き詰めると謎だらけであったりする分野なのです。今回は、血液型とはどんなもので、どういった謎があるのかなど、血液型について調べてみます。ただ単に4種類だけに片づけられないのですよ。
血液型とは?
全世界の中でも、色々と注目し、相手の血液型を知りたがったりするのは日本人だけと言っても過言ではないほど、日本人にとって血液型というのは注目する分野です。
欧米の人に限っては、自分の血液型すら知らないという人もめずらしくないとか。
では、一体、血液型とはどんなもので、どういった特徴があるのでしょうか。今回は、血液型にまつわる色々なお話をまとめました。
血液型とは?ABO型について
今の時代は、A型、B型、AB型とO型が存在しており、ほとんどの日本人はこの4つの型に当てはまっています。
特に、日本人の場合、40%がA型であるというデータがあります。次に多いのが、O型の30%だそうです。次にB型、AB型と続きます。
もともと血液型という概念すらなかった1900年に、血液同士を混ぜ合わせたときに血液が固まってしまうというパターンとそうでないパターンの2つがあることを知り、初めて血液型があるということを人間が認識することができました。
つまり、血液型という概念が出来たのは、今から120年も経っていない前のことだったのです。血液型とは、そんな最近の出来事だったのです。
それぞれの血液には抗原があり、その抗原の種類によって、他の血液が混入されることで、異物(アレルギー)と判断されて、血液が凝固してしまうのです。
一方で、O型にはそれぞれの血液型が反応してしまう抗原をもっていないので、輸血をしたところで血液が凝固しないのです。O型の血液がどの血液型でも輸血できるというのは、このことなのです。
さらに、この血液型の中でも、Rhという抗原を持っているか、持っていないかの2つの種類があるということが分かり、現在言われているRh(+)、Rh(-)という2つの種類に分かれていますが、日本人の場合、Rh(-)の型の人は0.5%とごく少ないのです。
ABO型だけじゃない!世界には他にも血液型が!
更に、1950年代と比較的最近には、ムンバイで発見された新しい人間の血液型が分かり、ボンベイ型と言われています。
これは、ABO型が持っているA抗原、B抗原などとは全く異なる抗原を持っている血液型で、100万人に1人の割合で存在していると言われています。
血液と免疫とウィルスの関係
血液には、このように抗原など人間の免疫力と非常に関係が深いことが分かります。実際に、統計的にも血液型によって、疾患となる病気は異なっていることが分かっています。
ただし、限定した病気、疾患と血液型が直接結びつくまでの関係性をきちんと証明されたデータは未だに存在せず、未知の世界であることが分かります。
さらに、ある病気に関しては、血液型次第で疾患率が異なっていることが判明しました。
そのウィルス自体が直接内臓の細胞などに攻撃をしていることが分かっているのですが、血液とウィルスの感染率が異なるということ自体で、その細胞や毛髪、唾液などにも、この血液抗原が関係しているということ判明しているのです。
まだまだ未知の世界・・・
血液型とは、ただ単に4種類だけでなく、免疫学や性格などを司る要因であるのではないか? と研究は進められていますが、まだまだ実際に証明できるほどでないほど、奥が深いものなのです。
また、ひとえに血液型と言っても、3歳までは血液型がはっきりと判明しないということも医学的に証明されています。