海外旅行にはつきものの時差ボケとは?症状と解消法
長期の休みと言えば、海外旅行!でも時差ボケがつらくてヨーロッパやアメリカではなく近場のアジア圏や南方面のプーケットやオーストラリアに行く方も多いのでは?現地や帰国後に悩まされる時差ボケとはどのような症状があるのでしょうか?対策を調べてみました。
海外旅行といえば時差ボケ
時差ボケとは?
船や列車しかなかった時代には起こりえなかった時差ボケ。時差ボケとは飛行機が発達し、短時間で世界を移動をできるようになったために発症した時差障害です。
個人差はありますが、数時間、ほんの2-3時間の時差がある場所に飛行機で移動すると、現地時間に体調が合わずに昼なのにものすごく眠かったり、夜なのに寝れなかったりするほか、胃腸の調子が悪くなるなどの体調不良に陥ります。
つまり、現地時間と体内時計の相違から起こる不調です。
時差ボケには慣れる?
国際線のパイロットの方でも9割近くが時差ボケに悩んでいて、7割近くの方が睡眠障害に陥っています。疲労感が取れなかったり、食欲不振、頭痛、イライラするなどと多岐にわたり、人間の体をコントロールする事は難しいことがわかります。
また、年齢を重ねると睡眠そのものの質、体力、適応能力が落ち、時差ボケの症状も重症化しやすく、かつ回復するのに時間がかかります。
時差ボケ解消法
行く前からできるだけ準備を
時差ボケは体内時計と現地時間とのずれから生じているので、出発前にできるだけ現地時間の活動に近づけておくことが重要です。
日本からアメリカに行くような東へ向かう場合は、体内時計を早めるように、早寝早起きを徹底します。逆に日本からヨーロッパに行く西向きの場合は、遅くするように朝ゆっくりしたり夜更かしをしておくと、現地についてから楽です。
飛行機の中でできること
飛行機に乗ったらまず時計を現地時間に直しましょう。
そして出された機内食は少しでもいいので食べるようにしましょう。なぜなら、基本的に機内食は現地時間に合わせて提供されており、人間の体内時計は胃の活動と深くかかわっているからです。
飛行機の乗って機内食が出されると、これって何食?と疑問に思うことがありますが、これは現地時間に沿ったものだったのですね。
現地に着いたらすること
到着した時間によって解消法が違ってきます。
日中についた場合は、眠くてもホテルで一休み、などしないで、太陽を浴びて活動しましょう。どうしても眠い時は昼寝をしてもいいですが2時間ほどにとどめましょう。アラームを忘れずに!
夕方などについた場合は、夜ごはんを食べて、シャワーを浴び、現地時間に合わせて寝ましょう。海外だと難しいかもしれませんが、できれば湯船につかってリラックスし、体温を上げると、スムーズに寝る事ができます。人間は体温が下がるときに眠るようになっているのです。
どうしても寝れない場合は、読書などして自分を疲れさせましょう。疲労感から少しでも寝れるようになります。
次の日は、熱いシャワーを浴びるとシャキッと起きることができます。
帰国したらすること
旅行先では、せっかく来たんだから、と多少の不調もものともせず積極的に動き、存分に現地で楽しむ事が出来ますが、日本に帰国したら、旅の疲れもあり、ついつい眠気のままに寝てしまう方もいるのでは?
そのような事を繰り返していると、時差ボケが治らず、昼夜逆転、なんて事にもなりえます。できるだけ、日本時間に合わせた活動をしましょう。
現地に着いた時と同様に、帰国した時間に合わせて行動しましょう。あえて、お土産をご近所に配ったり、職場に持って行ったりするのもいいかもしれません。
時差ボケはついてから2-3日がピークとも言われています。人と接したり、体を動かす事で時差ぼけから早く回復できますので、予定を入れて、眠気に負けないようにしましょう。