BMIの意味と計算式とは?BMIは身長と体重の割合。健康のためには標準値に!
BMIの意味と計算式は身長に対する体重の割合を数値化したもので、計算式は世界共通です。標準となる数値には、応用が利きモデル体重や美容体重などアレンジが効きます。数値によって肥満度や痩せ度がわかりますが、筋肉や脂肪の部分を考慮していないため本当の意味での肥満度を測ることができないという欠点もあります。
BMIの意味と計算式
BMIの意味と計算式とは、よく太っているか痩せているかを調べるために使われます。
BMIの意味は肥満を判定するための数値を現わしたものであり、その計算式は体重÷(身長×身長)です。この計算式は世界保健機構で定められたもので、日本の健康診断にも用いられています。
また数値が高ければ高いほど体脂肪率も高くなるとされています。メタボかどうかの判断基準として用いられることもあります。
なんと判定基準は世界で違うのです
BMIの計算式は、世界保健機構の定めにより全世界一致なのですが、痩せているか、太っているかの基準については世界で違うのです。
ちなみに日本の標準値は男性の場合は、22.0、女性が21.0です。
日本でメタボとされるのは
日本で肥満とされる数値は25.0です。この数値以上になると、糖尿病や高血圧などの成人病の発症リスクが高まるので注意が必要です。
日本でも、目的別に指標数値があります
BMIの数字の基準値には、標準体重、理想体重、美容体重、モデル体重と数値に開きがあります。
BMIでの基準は健康的な数値であり、病気にならない理想的な基準だとされています。しかしこの基準値で判断すると、ちょっとぽっちゃりとした感じになってしまいます。
そこで、このBMIを目的別に逆算することによって、目的に合わせた計算式を編み出すことができます。
美容体重の計算式とは
美容体重は、美容を目的とした数値のことを現わします。計算式は美容体重=20×身長×身長となります。標準よりも少し厳しめになります。
これは身長が160センチの女性の場合、体重は51.2キロが美容体重だとされています。
モデル体重の計算式とは
モデル体重のBMI数値が19とかなり厳しめの計算式です。計算式は、モデル体重=19×身長×身長となります。
かなり体重が少なく、スリム体型だと言えるでしょう。
筋肉があると数値も高くなります
BMIの欠点として、筋肉や体脂肪については、まったく考慮されないという問題があります。
筋肉量が高ければ高いほど、肥満度も高いと評価されてしまうのが欠点です。
身長の高さ、低さによって歪みが生じる
BMIの計算式では、身長が高ければ肥満度が高くなり、身長が低いほど肥満度が低くなってしまうという歪みが生じます。
あくまでも参考程度にしておくのがベストかも
BMIの数値ですべてが決まるわけではありません。水分量や筋肉量、脂肪量についてはまったく考慮されないため、あくまでも参考数値として見なければなりません。
しかし肥満度が25以上超えていた場合においては、内臓型肥満の疑いがあるため、病院で健康指導を念のために受けておきましょう。
BMIの数値が低くても隠れ内臓型肥満も
BMIの数値が低くても安心はできません。お腹周りに脂肪がついている内蔵型肥満症になっていることもあるため、健康のためには、内臓まわりの脂肪を落とす努力をしなければならないでしょう。
健康のためにはやはり標準体重をめざしましょう
高齢社会を生き抜くためには、やはり若いうちから、標準体重を目指すことが大切です。太り過ぎも痩せすぎも病気の元となるからです。