小麦ブランダイエットの方法☆ポイントは十分な咀嚼!
小麦ブランダイエットの方法は小麦ブランを含んだ食事を摂取することです。手作りしたクッキーやパンに入れることが簡単な摂取法ですが、手作りする場合には甘味料に砂糖を使わず、デーツなどの甘みの強いドライフルーツを使用することでより健康的に小麦ブランを摂取することができるでしょう。
小麦ブランダイエットの方法と効果
小麦ブランはいわゆる「ふすま」と呼ばれるもので、小麦粉を精製するときに廃棄される部分です。
白い小麦粉は食感がよくなったり、風味がよくなるため広く親しまれていますが、一方で精製する過程で栄養のあるふすま部分が削られていることで栄養価が乏しくなっています。
近年、その取り除かれる「ふすま」や「ブラン」と呼ばれる小麦の外皮や胚芽の部分に、良質なタンパク質や豊富な食物繊維、またビタミンやミネラルが含まれていることが明らかになっています。また、食事にこれらの栄養素が少ないと代謝が正常に働かず、肥満や病気になりやすいと指摘する声もあります。
小麦ブランの摂取には注意も必要?
そのため、小麦ブランダイエットでは、これらの栄養を摂取しつつ代謝を正常にしてダイエットを試みるというものです。
しかし、小麦ブランは上手に食事に取り入れないと、ダイエットどころか便秘の悪化や過敏性腸症候群など病気を誘発させるおそれがあるので、注意が必要です。
小麦ブランは「十分に咀嚼して摂取」が基本!
小麦ブランダイエットでは、小麦ブランを摂取する方法が何よりも大切です。
一般的に、ダイエット食品ではドリンクやスープなどにして健康的な栄養素を摂取することを目指すことが多いですが、小麦ブランにおいてはそのような方法はあまりおすすめできません。
その理由は、小麦ブランに含まれる豊富な食物繊維にあります。
食物繊維には水溶性と脂溶性がありまますが、最近の研究では脂溶性の食物繊維には便秘解消の効果はないと指摘され、むしろ腸の蠕動運動を妨げる恐れがあると言われています。
このように余分な小麦ブランの摂取をしないためには、噛んで食べることが大切です。食物繊維は消化しにくいものだからこそ、口の中でしっかりと唾液を絡めながら咀嚼することが大切です。
そのようにして、顎や口内に刺激を与えることで、適正な唾液を始めとする消化液の分泌、顎から脳への刺激となりホルモン分泌が起こります。
その結果、過剰な小麦ブランの摂取を抑制し、さらに体を適正に保つ代謝機能が働くようになります。
そのため、小麦ブランダイエットでは、よく咀嚼できるようなメニューで摂取することが望ましいのです。
例えば、クッキーやパンなどに入れて摂取すると歯ごたえのあるものができますが、これを十分に咀嚼しながら、ゆっくりを食べることで食べ過ぎを防ぐことができ、さらに大きな満足感、満腹感を得ることができます。
あまり咀嚼せずに難消化性の小麦ブランを食べることは胃腸の負担になり、便秘の人はさらに便秘を悪化させかねません。くれぐれも過剰摂取には注意しましょう。
小麦ブランと一緒に摂取する甘味にも注意!
さらに小麦ブランは味がないため、美味しく食べるために砂糖などの甘味料を多く使う傾向にあります。
せっかく健康的な食べ物なのに、砂糖やマーガリンなどを使ってクッキーやパンを作ってしまっては、有用さよりも有害さの効果の方が大きくなりかねません。
小麦ブランを使ってクッキーなどをつくるときには、歯ごたえを楽しむこと、使う甘味料の種類や量には慎重に選ぶようにしましょう。
クッキーにするさいにおすすめなのは、デーツなどのドライフルーツを砕いて入れるのも良いでしょう。
おたふくソースには甘み成分として以前からデーツを入れていることでも知られていますが、デーツは鉄分などの高い栄養価と強い甘みが特徴です。
この強い甘みは、砂糖代わりにクッキーに入れることで、ほどよい自然な甘さに仕上がります。