薬の正しい飲み方を知っていますか?間違えていると薬の効果を得られません
薬の正しい飲み方を行わなければ、薬の効果が半減してしまったり、逆に薬によって副作用が出てしまうことがあります。薬を飲むタイミングや薬を飲む飲み物なども重要です。また風邪などにかかった時に抗生物質が処方されることが多いのですが、病気が治っても抗生物質は飲み切らなければなりません。
知っているようで知らない薬の正しい飲み方とは
薬の正しい飲み方を知らないと大きさ差が出ます
薬の正しい飲み方をご存じでしょうか。
薬はただ飲めばよいというわけではありません。飲むタイミングや量、飲み忘れなどがあると、薬の効果を得ることが出来ずに、病気の治癒も遅くなってしまいます。
また病気の症状が治ったと自己判断して、薬をやめてしまうこともよくありません。風邪やインフルエンザなどの場合、抗生物質の服用を途中で止めてしまうことによって、病気が再発してしまう場合もあります。
また妊娠中や授乳中は胎児や赤ちゃんに薬の影響が出る可能性もあるため、服用してよい薬もあれば服用していけない薬もあります。
薬を飲むタイミング
薬を飲むタイミングはきちんと守らなければなりません。タイミングは食前、食間、食後があります。
食前に飲む薬とは
食前に飲む薬は食事の約30分前に服用します。食事や胃酸の影響を受ける薬の場合や血糖値を下げるための薬などは、食前に飲むことによって効果を得ることが出来ます。
他にも食欲増進剤、吐き気止めは食前に服用します。
食間は食事の途中のことではありません
勘違いしやすいのが、食間の薬です。
食事の途中で飲むのかと勘違いされやすいのですが、前の食事と次の食事の間に飲む薬で、前回の食事を終ってから二時間後に服用します。
食間は空腹状態で飲むと薬の吸収がよくなります。また胃粘膜保護を目的とした薬も食間に飲みます。
食後に飲む薬とは
食後に飲む薬は食後30分までに服用しなければなりません。
食後に薬を飲むと胃への刺激が減少します。また胃の中に食べた物が入っている状態の方が、薬の吸収がよくなる場合もあります。
もし食後に飲む薬で、その時間帯に食事が取れない場合には、小さなクッキー一枚だけ食べるだけでも食後と同じ状態になります。
仕事などの用事があり食事が取れない場合には、お菓子のようなものをつまんでから薬を飲むとよいでしょう。
薬を服用するには生活も規則正しくする
薬を服用するためには、生活も規則正しくしなければなりません。
朝、昼、晩と一日薬を三回服用しなければならない時、毎日同じ時間帯に薬を飲み続けることで、薬の効果を得ることができます。
不規則な生活をしてしまうと、薬を服用するタイミングもずれてしまうため、規則正しい生活を送るようにしましょう。
何で飲んでいますか
薬は水で飲みましょう。水の量は少な過ぎてもいけません。コップ一杯分は飲むようにしましょう。
薬は必ず水で飲みましょう。
牛乳がいけない理由
牛乳などの乳製品は、薬の効き目が低下していきます。胃のPHを上げる働きがあるため、薬の効果が出にくくなってしまう場合もあります。
ジュースがいけない理由
薬の吸収を低下させてしまいます。特に血圧関係、コレステロール関係の薬は逆に薬の効果を強めてしまい、副作用が出やすくなるのでジュースの中でもグレープフルーツは厳禁です。
コーヒーがいけない理由
カフェイン含有の薬もあるため、コーヒーと一緒に飲むことでカフェインの摂り過ぎになってしまいます。夕食や就寝前に飲むと、カフェインが効き過ぎて眠れなくなる場合もあります。
お酒がいけない理由
風邪薬や解熱剤を飲むときは特に要注意です。薬の成分がアルコールと反応する場合があり、肝臓に負担をかけてしまう場合もあります。また副作用や薬の効果が強すぎてしまう場合もあります。
少しでも疑問があれば薬剤師に相談
薬の飲み方で疑問点があれば、処方してくれた薬剤師に相談するのが一番です。正しい薬の飲み方を行い、病気を治しましょう。