プチプチとした食感や高い栄養価で女性に人気の雑穀ダイエットとは?
今話題の雑穀ダイエットとは何でしょう?健康食として認識されている雑穀は、低カロリーでダイエットに向いていると思われがち。でも実はスーパーフードと注目されている雑穀はカロリーは低くはありません。雑穀について調べてみました。
雑穀ブーム!
ひと昔前まで、ヒエ、アワといえば、白米が手に入らなくて、これしかなくて食べていた、というような戦後の貧しいイメージがあったようですが、現在では、健康食としてのイメージが定着しています。
また毎日食べる人から、週に1度食べる人までを含み、雑穀を食べているという人は全体の約25パーセント、月に一度程度という人を含めると40パーセント位と言われています。
雑穀とは?
雑穀とは、日本雑穀協会の定義によれば、主食以外に利用している穀物の総称とされていますが、具体的には一般的に穀物のうち、米、麦以外のものを指しているようです。
しかし大麦や豆類を雑穀に含めたり、あいまいな部分も多いのも事実です。
主な種類は、古代米(黒米、赤米、緑米)や、ヒエ、アワ、キビ、モロコシ、ソバ、大麦、ハト麦、アマランサス、キノア、シコクビエ、などになります。
雑穀の国内生産量は?
雑穀の自給率はたったの5パーセント。しかも雑穀の良さが見直され、家畜の飼料に回されていた輸入の雑穀まで食用に利用されるようになりました。
そんな中で、国内の約6割の750トン(2005年)程度を生産しているのが岩手県です。
雑穀でダイエット?
そんな健康食として認識されている雑穀でダイエットができると注目されていますが、雑穀ダイエットとはどういうものなのでしょうか?
健康イコール低カロリーというイメージもありますが、雑穀のカロリーや栄養は?
カロリーはそんなに変わらない雑穀と白米
雑穀ダイエットとは、普段食べている白米を雑穀ごはんに変える、という置き換えダイエットですが、他の置き換えダイエットと違い、雑穀ごはんにして摂取カロリーを減らすのが目的ではありません。
実は、雑穀と白米はそんなにカロリーに違いはありません。
タンパク質や脂質は雑穀の方が豊富に含まれ、100グラム当たりのカロリーを比べると、白米は約356カロリー、あわは約364カロリー、ひえは約367カロリーとむしろ多少多くなっています。
では、何に注目して雑穀ダイエットと言われているのでしょう。
高い栄養を摂れる雑穀ダイエット
実は、雑穀はカリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛、ビタミンなどが豊富に含まれています。どれも女性の健康、美容には欠かせない栄養ですね。
しかも、雑穀には食物繊維も豊富に含まれ、便秘解消にも役立ちます。これが美を保ちながらダイエットできると、話題になっている点です。
よく噛んで満足感アップ
また、雑穀はそのぷちぷちとした食感が特徴的で、自然とよく噛んで食べることができます。食べる時間もかかり、少ない量でも満腹感が得られます。
消化が遅い、つまり腹持ちがいいことも特徴です。
どうやって食べますか?
一口に雑穀といっても、主なものだけでも前述のように10種類以上。しかもものによっては香りなど強いものもあり個別に使用するのはちょっと、という方もいますね。
最近はブレンドされているものも多く販売されているので、ぜひ利用したいですね。では、どのくらいの種類の雑穀が含まれているのでしょう。ブレンドされているものを見てみましょう。
ある商品では、丸みのあるタイプのもちきび、もちあわ、もち玄米、もち麦や、大麦を平たくした押し麦、雑穀の中でもアミノ酸が多いハト麦、ひえ、とうもろこし、小豆、オレイン酸を含む青大豆、大豆、ポリフェノールを含む黒大豆、ギャバを含む玄米、もち赤米、もち黒米、白米に比べカルシウムが30倍のアマランサス!
すごいですね。ほんとにいろんな種類があるんですね。
もちきびがあれば、うるちきび、高きびもある。雑穀恐るべし。今話題のエゴマが入っているものもありますね。
古代米のお気に入り
このようにブレンドされているものを使うのもいいですが、好きな食感のものを見つけたら単体で購入するのもありです。筆者は実は黒米、赤米が大好きではまっています。
ごはんが軽く色づくのもいいですし、ポリフェノールが多く含まれているんです。炊飯の前に1時間ほどつけて置くのが面倒ですが、時間のある時に炊いて、冷凍しておきます。
毎日食べる方が効果あり
前出のアンケート結果によると、まだまだ毎日食べている方は少数派。でも健康やダイエット効果を高めるなら毎日食べたほうが効果的です。