やってる?!カラオケ前に準備運動☆深呼吸や口や声帯を緩ませるだけでOK
カラオケ前に準備運動をしている人は少ないかもしれません。歌を歌うだけなのに大げさだと思う人もいるでしょう。しかし、大きな声で歌うことは血圧や心臓、心肺機能の負担をかける行為です。まずは深呼吸や口まわりや声帯を緩ませることを心がけましょう。そして最初に歌う歌いやすい曲を決めておくことも有効です。
カラオケ前に準備運動は必要?
カラオケといえば、5000万人が楽しむ趣味の一つとして広く知られています。
親睦を深めたり、コミニュケーションとして友人同士や会社の仲間と手軽に行けることや、体力のない人でも楽しめるため、若者から高齢者まで幅広く親しまれています。
最近では、カラオケは心身の健康を保つ効果があるとも言われています。とくに大声でお腹から声を出すことで、呼吸器・呼吸筋・インナーマッスルなどが刺激されるため、高齢者の体力維持効果も高いと言われています。
運動量としては、1曲を歌うだけで100メートル走程度の負荷がかかるとも言われています。そのような運動量であるということは、カラオケ前には準備運動をしないといけないのではないか、と不安になる人もいるようです。
プロの歌手やミュージカル俳優の多くは、ステージに上がる前に全身の筋肉をほぐして体を温める準備体操をします。このような準備体操は素人にも必要なのでしょうか?
実は、カラオケはいきなり行うことで、喉やインナーマッスルを傷める可能性があります。そのため、カラオケの前に準備運動をすることを勧める医師も少なくありません。
ただ、準備運動といってもそれほどきちんとしたものは必要なく、たった3つほどで十分です。
【1】大きく深呼吸
カラオケの前の準備運動として、最初に行いたいのは深呼吸です。
深呼吸はあまりにも単純な動作などので準備運動のうちに入らないと思われるかもしれませんが、実は深呼吸は声を出すための筋肉を軽く刺激するため、カラオケ前に行うには適した運動なのです。
方法は至って簡単で、カラオケの前に大きく深呼吸を5回程度行います。
いきなり大声を出すことは体を緊張させ、血圧を急激にあげることになります。とくに体が冷えていると、脳や心臓に負担になることがあります。
このような刺激を減らすために、歌う前には5回ほどお腹を大きく膨らませたり凹ませたりする深呼吸を行いましょう。
【2】のどと口を緩める
カラオケをしていて喉を傷める人は少なくありません。原因はのどが開いていないのに、無理に声を出すためです。
歌手でも喉の開閉が十分にできずに、声帯を傷める人は少なくありません。声帯を傷めないため、口とのどを緩ませることが大切です。
その方法は、顔の力を抜いて口をスボメながら「ゔー」と声を出します。このとき、唇を震えるようにするとより効果的です。
この声帯を緩める方法は、深呼吸を合わせて行うとより効果的です。息を吐くときに喉に負担をかけないように声を出すのです。この感覚が鍛えられると、喉ではなくお腹から歌えるようになります。
【3】十八番から歌う
カラオケの準備運動として、得意な曲から歌うということも効果的です。本格的にカラオケを楽しむ前の「のど慣らし」といったところでしょうか。
このとき、選ぶ曲は自分にあった音程のもので歌いやすいもの、さらにアップテンポでないものが望ましいでしょう。
目的は上手に歌うことではなく、口を大きく動かし、声帯を緩ませ、お腹から声を出すことです。このとき、のどに違和感を感じたら、無理をしないようにしましょう。
雰囲気を盛り上げるためにいきなり、アップテンポのノリノリの曲を選曲するのは声帯にもよくありません。無理なく、自然体で歌える歌から楽しみましょう。