マタハラは他人事ではない!妊娠で仕事を休むときのマナーと考え方

マタハラは他人事ではない!妊娠で仕事を休むときのマナーと考え方

妊娠で仕事を休むことは権利としてありますが、必ずしもそのことを快く思っている人ばかりではないことを知っておきましょう。そして休む前だけでなく、妊娠がわかった段階で早めに上司に知らせること、自分が抜けても仕事が滞りなく回るように配慮することが大切です。

妊娠で仕事を休むかどうか以前に報告が大事!

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妊娠は自分だけでなく、家族にとっても一大イベントです。

ベビ待ちをしていた人にはとくに嬉しいことですが、もし仕事をしている場合にはその喜びをうちうちにしておくことはできません。妊娠がわかった場合、早めに職場の上司には伝えるようにしましょう。

職場や業種にもよりますが、妊娠によって完全に仕事ができなくなる、ということはありません。しかし、妊娠は自分の意思だけではどうすることもできない、症状や体調不良に見舞われることもあります。

また、順調な妊娠経過が望めるとも限りません。妊娠する年齢や何回目かの妊娠ということに関わらず、切迫流産や早産のリスクがあることも知っておきましょう。

そしてその上で、妊娠がわかったら何をすべきか、起こることにどう対処すべきなのでしょうか。

上司への報告は安定期に入って、では遅い

上司への報告は安定期に入って、では遅い

仕事をしながらの妊娠では、自身の妊娠によって職場に混乱や迷惑をかけないことがもっとも大切です。そのため安定期に入ってからではなく、妊娠がわかった段階で上司だけには知らせておきましょう。

配置換えや新しい人の採用などは急にはできません。あらかじめ伝えておくのがマナーです。

妊娠で周囲の仕事のペースを乱しては×

妊娠で周囲の仕事のペースを乱しては×

そして、仕事の内容の引き継ぎが必要な場合にはすぐに後任の人のために手引書の作成を行い、自分がいつ抜けてもよいようにしておきます。

ときどき、自身のブランディングのため、といって、仕事で必要な情報やプログラムなどを共有しない人がいますが、このような行為は周囲にかけがえのない人材と思われるよりも、自分勝手で信頼のおけない人材と思われかねないので注意が必要です。

そのため、妊娠はあくまでもプライベートなことであることを認識した上で、働きぶりや勤務年数に関わらず、謙虚な姿勢で職場と向き合うことが必要です。

妊娠を喜ばない職場は多い

とは言え、女性の妊娠を喜んでくれない職場が多いことも事実です。

最近ではマタニティーハラスメントが社会的に問題になっていますが、表沙汰になっているのは氷山の一角です。信頼していた会社から妊娠した、ということだけで不当な降格や退職勧告をする職場は相当数あると言われています。

たしかに妊娠によって職場に多少の迷惑をかけること、産休や育児休暇の取得などで職場から一時的に抜けるなどによって、職場の人員確保が大変になることもあります。

そういう職務の増加をあからさまに「迷惑だ」という顔をする人も少なくありません。

妊娠を攻撃してくる人たちの特徴

このような仕打ちに対して「申し訳ない」という気持ちや罪悪感を持つことはありません。

とくに経営が厳しい会社やあまり優秀とは言えない人たちが集まっている会社では、少しでもうまくいかないこと、仕事が増えることは、それがたとえ真っ当な仕事内容であっても嫌がり、その不快感を妊婦にぶつけてくる人も少なくありません。

このような対応をする人は仕事をしたくない人、自分にはもっと生産的なことができると勘違いしている人など様々なタイプがありますが、いずれにしても本質的に変わることがない人たちです。

「妊娠は一時的なこと」という考えを捨てる

「妊娠は一時的なこと」という考えを捨てる

妊娠によってこのような人たちが職場に多くいることがわかった場合には残念ですが、戦うよりも配置換えや転職を考えた方が得策です。早めに人事部や適当な部署に相談しましょう。上司の意見や他の社員たちと会社の意向は必ずしも一致していません。

中には妊娠に対して公平な目でみてくれる人もいるでしょう。ただ、妊娠は一時的な状態ですが、その後出産してから体は元に戻ったように見えても、体内変化や生活の変化が待っています。

そのため、妊娠は一時的なことと考えて、その場をしのぐためだけに行動するのは良策ではありません。妊娠したら、妊娠中はもちろん、出産後のことを考えて、仕事や家事などの生活基盤を立て直すつもりで挑みましょう。

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