イビキがひどい理由は怖い病気かも?!改善法と予防法を知ってイビキを解消しよう
イビキがひどい理由は「ただ疲れがたまっているだけ」と思っていませんか?本当に蓄積した疲労が原因の場合もありますが怖い病気が原因の場合も。症状から改善方法を知り、また予防法を実践してイビキ対策を行いましょう。
イビキがひどい理由を甘く見ていると?
例えばいつもいびきをかいてしまう人の場合、友人たちとの泊り旅行の時に知らず知らずのうちに迷惑をかけているかもしれません。
またいつも隣で寝ている夫のイビキがひどいと、それがきっかけとなって夫婦仲が悪い方へと進んでしまうことも。
本人からすればいびきは無意識なのでなかなか気付くことが難しいものです。もしあまりにひどいイビキが長期間続いている時は、気付いた周囲の人が知らせてあげて原因の解決をすすめましょう。
どんなイビキ?
それほど気にならないいびき
たまたま疲れがたまっていたり、たくさんお酒を飲んだりした時におきる程度のイビキは、単純なイビキなので特に問題はありません。
また、風邪や花粉症などの鼻づまりでもいびきをかくことがありますが、原因が解消されると共におさまるイビキであればまず大丈夫です。
うるさくて寝られないいびき
まるで地鳴りのような音やウシガエルが鳴いているかのような音のイビキが続いている時は注意が必要です。
同じ部屋で寝ていると大変うるさく、一緒に寝るのが苦痛に感じるほどの場合は「睡眠時無呼吸症候群」のおそれがあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
眠っている時に呼吸が止まったり止まりかけたりする症状がおこることをいいます。
医学的な基準としては、10秒以上呼吸が止まる状態を一晩で30回以上か、1時間に5回以上ある場合は可能性が疑われます。
SASが悪化するとどうなる?
SASになると深い眠りをしっかりとることができないため、疲れがなかなかとれず日中に居眠りをしやすくなります。
SASが続いていると急に眠気が襲ってきて運転中に眠ってしまい、交通事故を起こすケースも。しかも運転中に感じる眠気は一般の人と比べて4倍、居眠り運転の経験は5倍もあり、危険な状態がよくわかります。
さらに重症になると血液中の酸素が不足するために動脈硬化や不整脈が起こったり、血圧や血糖値の上昇、新陳代謝も悪くなるので肥満にもなりやすくなります。
そして一般の人よりも死亡率が4倍も高くなるというデータがあります。
なぜ症状がおこる?
あらゆる原因が重なってSASを起こしている可能性もありますが、考えられる原因には肥満・仰向け寝・口呼吸・鼻づまり・たまった疲労やストレス・深酒などです。
例えば肥満の人が仰向けに寝ると、首の周りの脂肪がさがり寝ている間に気道を狭くすることがあり、口呼吸も気道を狭くしやすくなります。
原因を知って改善するには
もし自分や家族にSASを疑われる症状が出ていれば、病院を受診しましょう。その時かかるのは睡眠外来のある病院がおすすめです。
睡眠外来のある病院が見つかったら、日頃の生活習慣がどのようなものかを見直し、説明できるようにしておきます。
自分でできる予防法
今はひどいイビキではないから大丈夫と思っていても、生活習慣が変わればかかってしまう可能性もあります。なので日頃から次のことに注意して生活を送ってみては。
ポイントはいくつかありますが、健康的な体重を心がけて太りすぎない・鼻の病気があるときは治療する・深酒を定期的にしない・横向きなどで寝ることです。
もし横向きは慣れていなくて寝にくいのであれば、抱き枕を使ったり枕を少し高めにしたりして工夫してみましょう。