本当にあるの?!マイナスイオンの効果とその取り入れ方
マイナスイオンの効果は大きく4つあります。それは、血液浄化、細胞賦活、自律神経、免疫力などへの作用です。滝つぼなどで増加するマイナスイオンがある一方で低気圧や寒冷前線でプラスイオンが増加するとの指摘もあります。ただ、定量的な実証が不十分であることから科学的とは言えない部分もあります。
マイナスイオンの効果は科学的?
マイナスイオンは科学的には定量的に測定ができないものと言われているため、似非科学という人もいます。
しかし、実際にマイナスイオンが発生していると考えられる場所や事物の周辺にいることで健康効果が期待できるという調査結果もあります。
マイナスイオンが存在するのかどうかという問題はさておき、マイナスイオンが発生すると考えられている場所は、人の健康に有意義であることは確かなようです。
マイナスイオンには4つの作用がある
具体的な効果として、マイナスイオンには自律神経を整える作用、細胞を抵抗力を増幅させる作用、血液の浄化作用、細胞の賦活作用の4つの作用があると言われています。
このため、マイナスイオンを浴びることで血圧の正常化や疲労回復、心身の落ち着き、代謝向上などの効果があると言われています。さらに、睡眠の質を向上させたり、入眠を早くするなど、様々な睡眠障害の効果があることがわかっています。
また、マイナスイオンは適切に浴びることで、原因不明の関節リウマチや白血病、痛風など自己免疫疾患や慢性病、難病に効果があると言われています。
プラスイオンが発生する場所とその害
マイナスイオンが発生する場所は滝つぼの周辺や銭湯など、多くの水分が飛散する場所であると言われています。
一方で、プラスイオンはオフィスや家電製品の周囲に発生します。長時間、デスクワークをしたり、機械に囲まれて仕事をすることはプラスイオンを多く浴びていることになり、その結果として免疫力の低下や自律神経の失調、高血圧などの体調不良を引き起こす原因になることが指摘されています。
低気圧ではプラスイオンが発生する
近年、気象病と呼ばれる低気圧によって体調が悪化する人が増えていますが、その原因もプラスイオンだと指摘する人もいます。
低気圧や寒冷前線が発生したり、近くなることによってプラスイオンが発生し、そのために持病が悪化したり、疲労や倦怠感に悩まされる人が増えると言われています。
実際に、低気圧や寒冷前線が近くなると尿中にストレスホルモンが検出されるため、気象によって体の中で何かしらのホルモン分泌や神経作用に変化を与えていることは間違いないようです。
マイナスイオンの発生にはある程度の規模が必要
現代人の多くは毎日プラスイオンを浴びているために疲れやすく、免疫力も低下していると主張している人までいますが、このような害から身を守るためにはどうすれば良いのでしょうか。
よく「マイナスイオンは水分子の衝突によって発生するのであれば、お風呂でシャワーでも十分ではないのか」という疑問を持つ人がいますが、個人の家のお風呂の規模では発生するマイナスイオンの量は不十分だと言われています。
しかし、銭湯やスパなど大きな規模のお風呂であればマイナスイオンを浴びた時と同じ健康効果が得られたことから、銭湯にはマイナスイオン効果があると結論付けている人も多くいます。
マイナスイオンを発生させる電化製品?
ただ、マイナスイオンには科学的な論理性が乏しい点もあり、電化製品によってマイナスイオンが発生すると指摘される一方で、マイナスイオンを発生させる家電製品があるなど、その定義や発生機序について疑問が残ることも事実です。
そのため、マイナスイオンでの健康効果を期待するときには滝のある場所を散歩したり、銭湯に行くなど、広い空間で多く水が存在するところに行くほうが無難なようです。