肥満防止や口臭予防に役立つ!リンゴンベリーの食べ方って?
リンゴンベリーの食べ方についてご紹介します。日本では馴染のない実ですが、コケモモのことで、フィンランドに生息する植物です。肥満防止や口臭予防、便秘解消に役立ち、美容効果としてアンチエイジングも期待できます。
リンゴンベリーって知っていますか?
今、リンゴンベリーがとても注目されています。きっかけとなったのは、太ったマウスの体重増加を研究する実験です。この実験により、リンゴンベリーには肥満を防止する効果があるらしいことが分かりました。
リンゴンベリーとはどのような食べ物なのでしょうか? そしてどのような栄養を持っていて、どのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
リンゴンベリーの食べ方についても以下でご紹介します。
気になる!知りたい!リンゴンベリーってこんな実!
リンゴンベリーって何?
リンゴンベリーとは、コケモモと言ってフィンランドに生息している樹高の低い木になる実のことです。冬でも葉が残る多年草で、葉の表面はワックスで磨いたような艶を持つものの、枝はややゴワゴワしていて、幹のように見えます。
日本では馴染のないリンゴンベリーですが、最近、数あるベリー類の中でも高い注目を浴びています。なぜ、注目されるようになったかというと、マウスの実験がきっかけです。
これはスウェーデンにある大学の研究チームが行った実験のことで、脂肪を蓄えやすいマウスにブルーベリーやラズベリー、アサイーベリーなどを与えたところ、3か月後に体重の増加がほとんどなく健康な状態を維持していたのが、リンゴンベリーを食べたマウスだったという報告があったためです。
さらには、コレステロールが下がっていて肝臓についた脂肪も少なくなっていた、ということが分かり、どうやらリンゴンベリーには肥満防止に役立つ成分が含まれているのでは? と注目されるようになったのです。
リンゴンベリーの栄養と健康や美容への効果とは?
リンゴンベリーには、有機酸やビタミンE、ベータカロテンやカリウムなどが含まれています。
有機酸には、腸内環境を整えて蠕動運動を促進する働きや細胞の老化を食い止める働きがあります。
ビタミンEには血中の脂肪蓄積を抑えたりホルモンバランスの崩れによって肥満になるのを抑えたりする効果があります。
ベータカロテンには肌や目の健康を維持したり、酸化するのを防いでくれる働きがあり、カリウムには余分な塩分を体外へ出してむくみなどを防止する働きがあります。
このように、リンゴンベリーには、身体に良いものがたくさん含まれているため、肥満の防止や若返りに役立つと言われるようになったのです。
さらには、口内の炎症を抑えたり、歯垢の付着を防いでくれる働きもあり、口内トラブルによる口臭予防にも役立つことが分かってきました!
リンゴンベリーの食べ方って?
ジャムにして食べよう
リンゴンベリーの最もポピュラーな食べ方はジャムにして食パンなどに付けて食べる方法です。実はけっこうな酸味があるため、砂糖で煮詰めると甘酸っぱい味が口の中に広がります。
ジャムの作り方はりんごやブルーベリーで作る時と一緒です。グラニュー糖と水、レモンを少々入れてドロッとするまで煮詰めていけば完成です。
ドレッシングでも美味しい
リンゴンベリーはサラダにかけるドレッシングとしても美味しく頂けます。作り方はリンゴンベリージャムと酢、サラダ油、塩コショウを全て混ぜて、塩で調節しながらお好みの濃さにするだけです。
肉や魚料理のソースにもなる
リンゴンベリーは、肉や魚の味付けにも使えます。
ソテーしたあと、残った肉汁にリンゴンベリージャムや実を入れて塩コショウや砂糖、赤ワインなどを加えながらソースになるまで煮詰めていきます。酸味が強いため塩分を控えめに出来ます。