献血をしに行ったら断られたことはありますか?献血できない理由とは?
健康で、血液感染しない病気でなければ、誰でも献血出来ると思っていませんか?実は、健康でも献血できない場合があるのです。一体どうして献血が出来ないのでしょうか?その理由について調べました。せっかく献血が出来ると思っていたのに、出来なかったら残念ですよね。ですから、ぜひ献血に行く前に読んでください。
献血って誰でも受けられるのではないの?
献血センターは色々と雑誌が置いてあったり、チケットなどプレゼントがあったり、さらにはお菓子が食べ放題だったり、ジュースが飲み放題だったりと、意外とメリットが多く、気軽に行けるように施設が整備されています。
献血と聞くと、健康であれば誰でも受けられるように思われがちですが、実は、事前の問診で断られるケースもあるのです。普段の生活の中で、献血する前にお断りされてしまうなどの場合について調べてみました。
普段の生活の中で断られてしまうケースについて
何気ない日常のことや献血する数日前にしていたことによって、献血を断られてしまうケースについて調べてみましょう。
歯の治療を受けた場合
日本赤十字社のホームページにも記載されているのには「出血を伴う歯科治療を受けられた方」は遠慮してもらう旨が記載されています。
歯石を除去する治療、抜歯をした場合などは、治療をしている際に出血を伴います。この場合には、口の中に存在している口腔内常在菌が口の中の傷の部分から体内に入り込んでしまう場合があるそうです。
つまり、このような出血を伴った歯の治療を行ったときに、その傷口から常在菌が入り込み、その常在菌を含んだ血液を献血してしまうのです。
常在菌というのは、その人にとってはまったく影響がないのですが、献血を必要とする人にとっては、抵抗力がないために何かしらの影響を受けてしまう可能性があるのです。
そのために、その常在菌がなくなると言われている目安の3日ほどは献血できないのです。
プラセンタ注射を受けた人もNG
プラセンタ注射を受けた人も、基本的には献血を断られてしまいます。
最近は、美容のためにとプラセンタ注射は大変人気があります。副作用も少なく、効果が高いというところが人気の理由なのではないでしょうか。
しかしながら、このプラセンタは、まだ政府の中で「本当に安全である」というような証明が不十分であるとされています。
栄養補強剤として位置づけられているために、本来の出血が大量であるような患者にとっては、通常の血液とは違う特異な血液と分類されてしまう可能性があるかもしれないために、献血を受けられないのです。
ピアスの穴をあけた人
ピアスの穴をあけた人も、その箇所ややり方によっては、献血を断られるケースがあるようです。
例えば、数人の友達と簡易的なピアスの穴をあける機械で開けた場合には、注射の使い回しと同じように考えられ、その人本人が自覚がないまま、病気に感染している可能性もあるため、半年以上の献血が受けられないとされています。
きちんとした医師などからピアスの穴を開けてもらった場合でも、すぐには献血が出来ず、最低でも1か月は献血ができないという決まりがあります。
タトゥーだってダメです
タトゥーを受けた人も、その人本人が自覚がないままに、肝炎などに感染している場合があるそうです。そのために、その自覚症状が出てもおかしくない半年を目安に断られているそうです。
血液は誰が必要なのかを考えよう
自分が健康であるから、そういった人ならだれでも献血が受けられるのかと言われれば、そうではありません。献血された血液が必要である状態がどういったことかを理解して、献血をしてあげるようにしましょう。
ただでさえ、自分以外の血液なのですから、最低限の綺麗な(病気などの感染のない)血液を提供してあげるようにしましょう。