やる気が出ない…無気力の原因と克服方法は?
何もやる気が起こらなくなってしまうことってないですか?無気力状態が長期間だと心身ともに疲れてしまいます。そこで、その無気力になってしまう原因はなにか?無気力の治療方法はあるのか?を見ていきたいと思います。
無気力って心の病気?
無気力になると、やる気が起きずだらだらしてしまいがちです。
しかも、それが趣味などに関してではなく、仕事といった「本業」に向くことが多いのです。無気力の状態が長期にわたると、出社拒否をしてしまうこともあるそうです。
実は、この無気力にも名前があるのです。「無気力症候群」と言います。聞いたことがあるかもしれません。
この「無気力症候群」は、自然と気力の回復していくこともありますが、日常生活に支障が出てしまうこともあります。そのため、無気力症候群は時に問題となってしまうことも…
うつ病や不安障害のような疾患と比べると、疾患として確立はあまりされていません。様々な病状で起きると考えられているので「症候群」のくくりで扱われています。
「症候群」と聞くと、あまり深刻な病気のような気がしませんが、意外にも大変な心の病気なのです。
無気力症候群とは?その原因とは?
無気力症候群は、その人の本業の仕事などに対して無気力になってしまう、または無感動・無関心になってしまう状態のことです。仕事に対してやる気はないけど、趣味には精を出すぞ! という選択的な無気力も、無気力症候群の一つだそうです。
本人が無気力症候群に気付きにくく、克服が困難であることが現状です。その、無気力症候群になってしまう原因はなんでしょうか。
1番の原因は「ストレス」です。ストレスが大きすぎて、「何もやる気が起きない・何もやる気が出せない…」という状態になってしまうのです。
通常ではストレスを感じた場合、それを克服しようとストレスとなった原因をはっきりさせて解決したり、そのこと自体を忘れる! などがあります。それさえもしようとしないのが、無気力症候群なのです。
感情の起伏が小さくなっていませんか? 意欲や行動力が極端になくなっていませんか? 何をしていても楽しめない・情熱を注げなくなっていませんか? 無関心になってはいませんか?
どれか1つでも当てはまったら、無気力症候群の可能性が出てきます。
症状を見逃さないでください。無気力であることに対し、本人は困っていないというのが、無気力症候群の特徴の1つです。本人が困っていなくても、周りが困ってしまうこともあるので、注意してみてください。
無気力の治療法はあるの!?
無気力症候群の治療はとても難しいです。理由は、「本人が困っていないから」です。
うつ病の方も、無気力の症状が出る方もいます。ですが、うつ病の方は、無気力に対して本人が困っていて「無気力の症状を治したい!」と考え、自ら病院に受診し治療を求めます。
ですが、無気力症候群のかたは、本人が「無気力」に対して困っていないので、治療を求めることがあまりありません。本人に治療の意欲がないと、薬を処方しても、病院にもすぐに来なくなってしまうことが多いです。
なので「治療法」ではなく「克服方法」を紹介します。
・私はできる! と暗示をかけて、自信をつける。
・こうなりたい! と自分の想像を膨らませましょう。
・体調や栄養管理は大切です。適度な運動も、心の健康を保ってくれます。
・理想と予定と違っていても、気にしないでください。
・最低限をこなせばいいです。
・完璧になるんだ! と思わないでください。完璧な方なんていません。
・笑顔や笑いが出るような状況を持つようにしてください。
・ポジティブシンキングです!
これらは、無気力症候群を克服していく上で重要なものです。一つだけでも大丈夫。無理なく始めて、少しずつ克服していきましょう!