自分じゃないみたいな感覚になる離人神経症 離人神経症の原因と治療法
自分じゃないみたいな感覚・・・他人ごとのように感じてしまう・・・このような症状が出ている方は、離人神経症の病気に掛かっているのかもしれません。離人神経症は、精神障害の中で3番目に多い病気とされています。離人神経症の原因や治療法などをご紹介しましょう。
自分が自分じゃないような感じがする離人神経症
自分じゃないみたいな感覚、自分をうしろから眺めているような感覚になる・・・このように感じるのが離人神経症です。
なぜかわからないけれど、自分が話をしているのに他人がしゃべっているような感じがしたり、自分が大泣きしているのに悲しいという感情がふっとなくなったり・・・。
離人神経症を発症する平均年齢は16歳くらいとされており、40歳以上で発症することはほとんどないと言われています。特に10~30代の女性に多い病気です。
何か考え事をしているときは、周囲で音楽が聞こえていても、人が話をしていてもまったく耳に入りませんよね。離人神経症は、我を忘れてぼーっとしているような状態で、解離症状の一つです。
日常的に解離が起こって我にかえることができるのであればそれほど問題はありませんが、解離状態のときに別の人格が現れるとその人格が周囲の人に危害を加えることがあるため、危険で深刻な症状となってしまいます。
では、離人神経症の症状や原因、治療法についてみていきましょう。
離人神経症の症状は?
離人神経症の症状は、自分が行動を起こしているにも関わらず、それが自分じゃないような感覚に陥ることです。
例えば、家で自分がギターを弾いているのにも関わらず、誰かの演奏を聴いているような感覚になったり、悲しいことがあって大泣きしているのにも関わらず、他人が泣いていてそれを傍観しているような感じがすることです。
自分の心が体から離れてしまって、少し高い位置から自分を見下ろしているような感覚になるのも、離人神経症の症状です。
自分じゃないみたいな感覚に陥る離人感は、誰しも1度は経験したことがあるかもしれません。仕事や人間関係のストレスを感じていると、このような経験をすることが多くなります。ただ、この感覚が継続して起こると、生活に支障をきたすことがあるため危険です。
では、離人神経症になる原因は何にあるのでしょうか?
離人神経症になる原因は?
離人神経症になってしまう原因はいろいろなものがありますが、これという根本的な原因を特定しにくいのが現状です。いくつかの原因をご紹介します。
【極度なストレスが続く場合】
毎日仕事や人間関係などで、肉体的・精神的なストレスを極度に感じている場合、そのストレスから逃れようとするために自分を忘れようとして離人神経症になることがあります。
【人が生まれ持つ素質】
離人神経症になる方の中には、もともと生まれ持っている素質が原因で病気を引き起こしていることもあります。そのような方の中には、離人神経症の合併症として、自分としての記憶がないときに他の人格が現れるような多重人格の症状がでることもあります。
離人神経症の治療法は?
離人神経症を治療する方法はあるのでしょうか?
離人神経症は、これという原因をつきとめることが困難で、未だ解明されていないため治療法がはっきりと定まっていませんが、基本的な治療は心理療法とされています。また、個人の症状に応じて、抗うつ薬などの薬物療法も取り入れられます。
精神的な不安やストレスがあると離人神経症になりやすいため、ストレスを取り除くことが大切です。ストレスを受けても、それを発散させる方法をみつけることで症状が緩和される場合もあります。