あなたも寝ている間にやってしまっているかも!?歯ぎしりの治し方
歯ぎしりは、眠っている間にするものです。朝起きると、何となく顎のあたりが痛かったり、何となく違和感を感じる場合、知らないうちに歯ぎしりをしている可能性があります。歯ぎしりの治し方についてみていきましょう。
無意識のうちに歯ぎしりしているかも
周囲で寝ている人は、夜中にギリギリと大きな音を立てられてうるさいと感じていることでしょう。家族の歯ぎしりの音が気になって寝つけなくなった、なんて人も多くいます。
ところが当の本人はぐっすり眠っています。自分自身が立てている音なのに、いったいなぜ気づかないのでしょうか。
寝ている時は音の伝達経路がSTOPしている
起きているとき、自分の体の音は筋肉から脊髄を通って脳へと伝えられます。しかし睡眠中は、感覚器の伝達経路が遮断されているため、この回路がはたらかなくなってしまいます。
したがって、脳はすぐそばのあごで起こっている騒音を感知できなくなってしまいます。そのため、自分で歯ぎしりに気づくことはほとんどありません。
朝起きると、何となく顎のあたりが痛かったり、何となく違和感を感じる場合、知らないうちに歯ぎしりをしている可能性があります。
また、ほとんど音を発することなく、歯をぎゅっと噛み締める歯ぎしりもあります。歯ぎしりをする人は、実はかなり多いのです。
子供の歯ぎしり
子供の歯ぎしりは、歯が生えていく過程でしてしまうものです。子供の歯の生え替わりや歯が成長する時期には、歯が生えるためのスペースを空けようとしたり、歯並びを整えたりするためにすることがあります。
成長するにつれ自然と歯ぎしりは治まってきます。歯が削れたりしていないか、何か不調はないかだけに注意すれば、それほど心配する必要はありません。
大人の歯ぎしり
大人の歯ぎしりの1番多い原因はストレスです。現在社会はストレスがとても多いですよね。家事や育児、介護のイライラや、仕事での重圧などのストレスが歯ぎしりの原因となるのです。
歯ぎしりは体によくない影響を及ぼす
ひどい歯ぎしりは、肩こり・顎の痛み・顎のだるさ・目の奥の痛み・偏頭痛の原因になります。
顎の関節に負担がかかると、顎関節症を引き起こすことがあります。強い噛みしめのため歯がすり減り、時に歯が折れることさえあります。
また、歯肉炎になり、歯周病が悪化します。噛み合わせも悪くなるおそれがあります。
歯ぎしりをなおす方法
歯ぎしりの治し方としては、マウスピースをつける方法、そのほか歯科医で治療を受ける方法があります。
ほおづえをついて寝るのをやめる
ほおづえをついて、下から圧力をかけないようにしましょう。
あお向けで寝る
横向きに寝ると歯に圧力をかけるのでやめましょう。
マウスピースをつける
歯科医でつけてもらうこともできます。また市販で安価なものがたくさん売られているので、自分で買って使うとよいでしょう。
もっと根本的に歯ぎしりをなおす方法
さらに、次のようにして根本的に歯ぎしりをしないような対策をとりましょう。
歯科医で、噛み合わせを調節してもらう
銀歯や詰め物が高すぎてぶつかる場合に、歯科医で削って調節してもらうこともできます。なるべく自分の歯は削らないようにしてもらいましょう。
リラックスして眠りにつく
気持ちを落ち着かせて寝ると、眠っている間に歯ぎしりをしなくなるかもしれません。ラベンダーなどアロマテラピーをやるのもよいでしょう。
ストレスを解消する
ストレスを取り除いて歯ぎしりを減らしましょう。ストレスをためない生活を心がけましょう。