美肌効果も期待できるレモン塩の使い方はいろいろ。
レモンと塩を漬け込むだけのレモン塩には、クエン酸やビタミンC、リモネンなどお肌を美しくしてくれる成分もたくさん含まれています。レモン塩の使い方は、いろいろとありますから、毎日の食卓に利用して、美肌効果を期待しましょう。
レモン塩って何?どうやって作るの?
レモンと塩を漬け込んだもの。
レモン塩というのは、文字通りレモンと塩を漬け込んだもの。よく洗って水分を拭き取ったレモンを八つ切りにして、レモンの重さの約10分の1の量の塩と一緒に、ビンに漬け込むだけで出来上がります。
漬け込んでから1週間くらいたてば使うことはできますが、できれば1ヶ月くらい熟成させるほうが、味がまろやかになり、とろみも出ておいしくなります。
レモン塩が生まれたのはアフリカのモロッコで、現在もアフリカの各国の料理でも調味料として使われています。
最近、日本でもレモン塩が注目されるようになったのは、美肌のために効果がある成分をたくさん含んでいる、というのが一因です。
お肌の新陳代謝をよくしてくれる効果のあるクエン酸、コラーゲンの吸収を助けるとともに、抗酸化作用もあるビタミンC、そしてリラックス効果のあるレモンの香りのもととなるリモネンなどが主な成分として含まれています。
作るときの注意点は?
レモン塩は、材料も比較的安価ですぐに手に入るものですし、作り方も簡単ですが、作るときには気を付けたい点もあります。
まずはレモンの選び方。レモン塩をお料理に使う場合には、レモンを皮ごと利用することが多いので、必ず無農薬で防腐剤も使われていないものを選ぶようにしましょう。
また塩は、精製された塩よりも、少し値段は高くなりますが粗塩のほうが味がまろやかに出来上がるのでオススメです。そして、漬け込むためのビンは、熱湯消毒しておくようにしましょう。
この3つが揃えば、簡単にレモン塩は作ることができます。
レモン塩の使い方はいろいろある。
まずはカンタンな使い方から。
レモン塩を作ってみたものの、最初はどうやって使ったらいいのかわからないかもしれません。
まずは、お醤油みたいに調味料として使ってみましょう。例えば、冷奴にレモン塩とオリーブオイルをのせるだけでも、今までには食べたことのないさっぱりとした冷奴を楽しむことができますし、お刺身の薬味としても合うでしょう。
白ワインビネガーとオリーブオイルとレモン塩を1:2:1の割合で混ぜると、レモンの香りがさわやかで程よい酸味のドレッシングが出来上がります。
また、漬け込んだレモンの皮を刻んでバターに混ぜてトーストに塗ると、一味違ったトーストが楽しめますし、焼いた魚にバターとレモン塩を混ぜたソースはとてもよく合います。
他にもキュウリとあえたり、アボカドに載せたり、もずくにのせたりするだけでもおいしく、納豆に混ぜてもおいしく食べられます。味も意外としっかりしていますから、レモン塩を使うことで減塩効果も期待できます。
もっともっと料理に活用しよう。
ただ、のせるだけや混ぜるだけでは物足りなくなったときは、調味料としてお料理で活躍させましょう。
豚ばら肉に塩コショウとガーリックパウダー、そしてレモン塩をしっかりとすりこんでオーブンで焼いたり、鶏肉とミニトマトでチャーハンを作るときの調味料として、また、サーモンとタマネギとパプリカをレモン塩を使ったマリネ液の中に漬け込んでもおいしいでしょう。
肉をレモン塩に漬け込むと、やわらかくなり、旨みも増します。美肌効果もあって、健康にもいいレモン塩をいろいろな料理に使って、料理のレパートリーまで広げてしまいましょう。