感情で記憶力を上げる?驚きの記憶術について知ろう
感情と記憶力は、非常に密接な関係にあります。喜怒哀楽が強く伴った記憶は色濃く残りやすくなる傾向にあります。感情の振れ幅が大きかった記憶は、自然と思い出にも残りやすいですよね。これを利用することで、感情で記憶力を上げることが出来るのです。
感情と記憶力は関係があるの?
感情と記憶は、非常に深い関係にあります。喜怒哀楽が伴った記憶は、自然と長く、はっきりと覚えていやすい傾向にあるのです。
この仕組みを利用することで、記憶力をアップさせ、記憶術として活用できる可能性もあります。どのようなメカニズムで感情と記憶が活動しているのか、チェックしていきましょう。
感情は脳に強い刺激を与えるもの?
日々の中で抱く、「喜び」「怒り」「悲しみ」などの様々な感情。その内容や程度は、場面によって様々であり、すぐに冷めてしまって忘れてしまうものもあれば、何年経っても鮮明に覚えているものもありますよね。喜怒哀楽のような感情は、私たちの脳に非常に強い刺激を与えるものです。
感情を生み出しているのは、脳の中の「扁桃体」と呼ばれる部位で、神経細胞の固まりです。私たちが何かを見聞きしたとき、それが生命維持において重要なものか否かを瞬時に判断してくれる、生物的にも非常に重要な役割を果たしている器官です。
私たちの感情は、実は生命維持の分野においても、決して欠かすことが出来ないとても重要なものなのです。
強い感情は印象深く記憶に残る?
「フラッシュバルブ記憶」というキーワードを知っていますか? 写真のフラッシュを焚いたときのように、非常に鮮明な記憶のことを指します。
歴代の重大な事件のニュースなどを聞いたときの感情が、何年経っても鮮明に思い出せることなど、このフラッシュバルブ記憶であると言えます。
このように、私たちは日々様々な方面にアンテナを張って生活しています。その中で、無意識にも強い感情を引き出されることがありますよね。
ショックな事件であったり、とても嬉しい出来事であったり、方向は多方に及びますが、あなたの意識は常に何かの刺激を受けているでしょう。
これが本人の意思と常に同期しているわけではありませんが、それをコントロールできる方法があれば、記憶術としては非常に画期的なものとなりますよね。感情で記憶力を上げることが可能になるのです。
感情を記憶のトリガーにしてみよう!
これで、強い感情は、記憶に残りやすいということが分かりましたよね。それをふまえて考えると、何か覚えたいことがある場合は、わざと何か強い感情を引き出せばよいということになります。
しかし現実、そう簡単に深い感情を簡単に引き出せるわけではないですよね。むしろそう簡単に出てこないからこそ、記憶に残りやすいとも言えるのです。
このネックを解消していくためには、まず自分の感情の振れ幅を大きくしていくと良いでしょう。何事にも好奇心を持ち、敏感に反応するようにしていくと良いですね。
まずは芝居からでも良いので、感動や関心を大げさなくらいに作るようにしていきましょう。セルフコントロールは一朝一夕に実現するものではありませんが、かなり引き出しやすくもなります。
相槌を大仰にうってみたり、表情を意識的に作るようにするだけでも、かなり変化が起きやすいですよ。
ストレスコントロールも記憶術の秘訣
ストレスは記憶術の大敵です。脳にかかるストレスは、コレチゾールというホルモンの分泌を促してしまい、それは脳の機能を低下させる危険性があるのです。
ストレスの解消や、リラックス方法の獲得を目指して、より効率の良い記憶方法を目指していきましょう。