こんなダイエットはやめて!身体に負担がかかるダイエットがあらかじめわかる方法
魅力的なダイエット方法が日々開発されています。でも、後から間違った方法だったとか、危険性や弊害があったとかわかって廃れることも珍しくありません。あらかじめ身体に負担がかかるダイエットかどうか判断する方法はないのでしょうか?実は新しいダイエット方法でもあらかじめ判断することはできるのです。
痩せる方法は入れ替わり立ち代わり出てくるけど…
就職などの社会生活、恋愛、お洒落…正直なところ、現代社会は痩せている女性に有利にできています。それに、痩せている女性のほうがかっこいいし、美しく見えるのが現実です。
ですから、入れ替わり立ち代わりTVで、雑誌で、インターネットの掲示板やSNSで流行のダイエット方法が出てきます。医学的な新発見だったり、健康と美容を求めるより良い方法であることもあります。
しかし、医学や美容知識が発達した現代であっても危険なダイエットや身体に負担がかかるダイエットが宣伝され、後からひっそり訂正されたり、実は危険だったことがわかるケースも後を絶ちません。
そこで、新しいダイエット法を見つけても、それが正しいダイエットなのか、身体に負担がかかるダイエットなのか、見分ける方法を伝授します。
目標数値が無茶な短期集中ダイエット
怪しいダイエットの見分け方のコツの一つは、設定減量の数字に無茶があるか、ないかです。
「2日で3kg痩せた!」とか「1週間で10kg痩せる!」という見出しを見るとついつい飛びつきたくなります。
しかし、ちょっと待ってください。
脂肪を1kg落とすには平均的な体重の場合、およそ7000kcalものカロリーのマイナスが必要なのです。本当に1週間で10kg痩せるには1週間何も食べずにフルマラソンを23回も走らなくてはなりません。
つまり、こういったダイエットは嘘か、元の体重が非常に重いか、水分が抜けてミイラになっているかのどれかです。
○○で痩せる!単品ダイエット
微量栄養素などの研究が進み、何かの食品を食べると痩せるという情報も次々出てきています。中には医学論文に基づいた良い情報もあります。
だからといってそれだけの食事に置きかえる単品ダイエットは危険です。健康作りのためには、なるべくたくさんの食品をバランスよく食べることが進められています。
単品ダイエットはどんなに良いものでも、栄養が偏ったり特定の内臓に負荷をかけたりする危険性があるのです。
私って情報強者?薬物ダイエット
我慢しないダイエットとしてダイエットピルを用いたダイエットも一部で流行しています。個人輸入などで日本未認可のダイエット薬を手に入れて実際に減量に成功した方もいます。
でも、それらのダイエット薬は本来は、高度肥満者のために医師の監督の元厳格に投与されているものが多いのです。素人が乱用すると副作用に苦しんだり、依存症になるものもあります。
ま
た、一時期流行したメリディアという薬は後から心筋梗塞などの副作用が発見されて回収になりました。
薬物ダイエットは手を出さないのが無難です。未認可のダイエット薬だけではなく、市販されている下剤の乱用も危険です。依存症になったり、脱水症状や電解質異常を起こす危険性があります。
極端に走ると危険!○○抜きダイエット
古くは脂質抜きダイエット、最近では炭水化物抜きダイエットや塩抜きダイエットなど、身体に必要な栄養素や微量元素を抜いて痩せるダイエット方法も手を出さないほうが無難です。
脂肪も糖質もナトリウムも身体は必要としています。短期間、適正な範囲内で制限するだけならメリットもありますが、長期にわたったり全く抜いてしまうような方法では体調を悪化させる危険性があります。