低GI値ダイエットを続けるコツ☆食品単体のGI値にこだわりすぎない!
減量効果の高いと言われる低GI値ダイエットを続けるコツは食品単体のGI値にこだわらず、全体として低GI値になるメニューを考えることが大切です。また、脂質を多めに摂取することで満足感の高い食事にすることも長続きさせるためには有効な方法です。
低GI値ダイエットを続けるコツ
低GI値ダイエットは、インシュリンをあげにくい食事を食べることで減量効果を狙うダイエット法です。
カロリー制限のダイエットに比べて取り組みやすく、また食べる量の制限がないことも魅力です。しかし、低GI値の食品を使った食事を続けることが難しくメニューが単調になりがちです。
そこで、今回は低GI値ダイエットを続けるためのポイントを紹介します。
【1】好きなものを上手に食べる
低GI値ダイエットを始めると、それまで普通に食べていたものが高いGI値であることがわかり、食べることに罪悪感を抱いたり、好きな物が食べられないというストレスが増えることになります。
「ダイエットなのだから好きな物を食べていたら痩せられない」というのは正論ですが、やはり好きなものを食べながら痩せられるに越したことはありません。
そんな好きな食べ物が高GI値であった場合でも諦めることはありません。高GI値になるのは炭水化物の含有量が高く、そして食物繊維が少ない場合です。つまり、単体で高GI値であっても一緒に食物繊維が豊富なものを食べることで相対的にGI値が低くなるのです。
例えば、白米が食べたいときにはゴボウや大豆製品などを白米と同じくらい食べたり、アイスが食べたいときには砂糖を使ってない寒天を事前に食べるなどして、高GI値の食品だけを食べないようにします。
【2】生野菜や果物を活用する
低GI値のものをたくさん摂取することは、低GI値ダイエットを促進させる働きが期待できます。
例えば、食前に生野菜や果物を食べることでビタミンやミネラルが増えると低GI値の食事でも満足感が高くなります。
このとき、野菜や果物は出来るだけ皮ごと食べることが重要です。なぜなら、皮を向くことで野菜も果物もGI値が高くなることが多いからです。皮についた農薬などが気になる場合は、食品用の洗剤で洗うようにしましょう。
一般的に国産の農薬などは水でよく洗うことで洗い落とすことができるので、国産の野菜や果物を選ぶとより安心です。
【3】低糖質メニューを参考にする
低GI値の食品だけで食事を作ろうとすると、メニューが単調になりがちです。そのようなときには低糖質メニューを参考にしましょう。
低糖質の食事は主に糖尿病の人に向けた食事法ですが、もともと食べることが好きな糖尿病の人たちは、知恵と工夫で低糖質でも美味しく食べることができるメニューを多く開発しています。
例えば、低糖質のケーキやアイスクリームなどもあり、普段の食事だけでなくおやつ作りの上でも参考になることが多いでしょう。
【4】脂質を増やして満足感を増やす
低GI値ダイエットを始めると、低GI値になるようなメニューにすることだけを考えることが大切です。
しかし、多くの人は低GI値でさらにカロリーが低くなればよりダイエット効果が高くなるのではないかと期待して、脂質の量を減らしがちです。
低GI値と低脂質の食事は腹持ちがせず、また満足感や満腹感が得られにくくなります。このような食事に耐えきれず、低GI値ダイエットをやめる人も少なくありません。
このようなときには低GI値ダイエットの基本に立ち返ることが大切です。つまり、メニューをGI値の低さだけで組み立て、カロリーについてはあまり気にしないことです。
例えば、オイルやナッツ、アボカドなど脂質の多い食品を混ぜてサラダにするだけでも満足感は増えます。例え脂質が高い食事をしても、低GI値を守っていればインシュリンは分泌されないので、食べたものが体脂肪に変わることはありません。安心して脂質の量を増やしましょう。