リンゴンベリーでシミ予防をして、キレイな肌を目指そう。
こけももの一種であるリンゴンベリーは、主にヨーロッパやロシアに自生しており、一見するとクランベリーの赤い実のようにも見えます。このリンゴンベリーには、美白成分であるアルブチンが含まれており、食べることで美白効果が期待できるといわれています。リンゴンベリーでシミ予防をして、キレイな肌を目指しましょう。
リンゴンベリーってどんな食べ物?
赤い実のコケモモの一種。
リンゴンベリーは、日本ではまだ馴染みのうすいものですから、その名前を聞いて、どんな食べ物なのか、思い浮かべられる人は多くないでしょう。
リンゴンベリーは、フィンランドでは全国に自生している等、主にヨーロッパやロシアに自生しているコケモモの一種で、スウェーデン生まれの家具を主に扱っている「IKEA」では、日本の店舗でもリンゴンベリーのジャムが販売されています。
スカンジナビア料理では、リンゴンベリーのジャムは定番料理の一つですが、残念ながら、日本ではまだフレッシュなリンゴンベリーが手に入ることはほとんどありません。
リンゴンベリーは、こうして食べよう。
一見するとクランベリーのようにも見える赤いリンゴンベリーの実は、フレッシュなそのままの状態の味を楽しむには、酸味が強すぎるため、煮詰めてジャムにしたり、ミキサーにかけてソースやジュースにしたり、ミキサーにかけたものを使ってゼリーを作るなど、加工するとおいしく食べることができます。
煮詰めて作ったジャムは、ただパンにつけて食べるだけでも十分おいしいですが、タルトのフィリングにしたり、生地に練りこんで焼き菓子にしたり、ヨーグルトにソースとしてかけてもおいしく食べることができます。
また、スイーツとして楽しむだけでなく、北欧ではローストポークやミートボールの料理に合わせるソースを作る際にも、リンゴンベリージャムが使われています。
リンゴンベリーの様々な効能。
リンゴンベリーでシミ予防。
これまで日本ではそれほど知られていなかったリンゴンベリーが最近注目され始めているのは、厚生労働省も認めた美白成分であるアルブチンを多く含んでいる、というのが大きな理由です。
アルブチンと言えば、シミのもとになるメラニン色素を作りだす酵素「チシロナーゼ」の働きを抑える効果があることでよく知られていますが、それだけでなく、メラノーマと呼ばれる細胞の中で、メラニンが生成されるのを抑制する働きもあり、二つの側面からシミを予防してくれるものなのです。
さらに、リンゴンベリーは、レスベラトロールなど数種類のポリフェノールや、クエン酸や、ビタミンC、ビタミンE、キナ酸などの成分を含んでいますから、さらなる美白効果も期待できます。
シミの素になるものとして、お肌の大敵と考えられがちなメラニン色素は、実は紫外線からお肌を守ってくれる、なくてはならないものでもあるのですが、必要以上にメラニンが生成されたときにはシミとなってしまうため、やはり必要以上のメラニンの生成は抑えるようにしたいものです。
リンゴンベリーには、アルブチンを始めとして、シミを予防してくれるいくつかの成分が含まれているのですから、それらの相乗効果を期待して、いつもの食事にどんどん取り入れていきたいものですね。
リンゴンベリーのその他の効能。
リンゴンベリーの効能は、シミを予防する美肌効果だけではありません。
リンゴンベリーを食べると歯に歯垢がつきにくくなるため、虫歯になりにくくなり、また、抗炎症作用もあります。さらに、膀胱炎を未然に防ぐことや、血糖値やコレステロールの値を下げる効果もあると言われています。
これだけの効能があるのですから、今まで食べたことがない人も、是非リンゴンベリージャムに挑戦してみましょう。