肌老化の原因は加齢だけではないようです。どんな原因があるのでしょう?
人は、加齢とともに様々なところの老化が進みます。肌も同じです。では、肌老化の原因はどこにあるのでしょうか?肌はどんな仕組みになっているのでしょうか?若いことはあんなにハリツヤがあった肌。加齢は仕方ないですが、老化を早める原因があれば取り除きたいものです。
肌老化の原因を探る前に、知っておきたい肌の仕組み
若いころのピチピチの肌、うらやましいと思いますよね。私たちの肌は、どのような仕組みになっているのでしょうか?
肌は、私たちの体を、様々な刺激から守ってくれていて、常に生まれ変わっているのです。肌は、表皮と真皮という二層からできています。それぞれの役割を見ていきましょう。
表皮の仕組みについて
表皮は真皮の上にあって、ウイルスや紫外線、活性酸素や有害化学物質の侵入を守ってくれています。層の下の方から新しい表皮細胞を作り出し、約28日間外側の角質層になります。そして、約14日間で垢になります。
年齢とともにこのサイクルが遅くなってきます。角質層も乱れがちになり、層が厚くなります。厚くなるとメラニン色素も皮膚に残りやすくなるのです。これがしみやくすみの原因でもあるのです。
真皮の仕組みについて
真皮は、表皮を支える役割を担っています。
真皮に酸素や栄養を運んだり、老廃物を取り除いたりしています。主な成分は、コラーゲンやヒアルロン酸で、これらが柱状になって表皮を支えているような状況です。ハリや弾力はこの真皮層のせいです。
加齢とともに弾力がなくなるのがよくわかりますよね。
肌は何が原因で老化するのでしょう?
肌は年齢とともに老化していきます。
肌の真皮層がいくら再生するといっても、いつまでもピチピチ肌というわけにはいきませんよね。
重力の影響でほほがたれさがったり、体力がおちるように肌の機能も低下してきます。それ以外に外的要因がいつくかあります。一番は紫外線ですが、皮膚の乾燥や細胞の酸化などがあげられます。
それぞれについて見ていきましょう。
紫外線による肌老化について
紫外線とともに赤外線という言葉をよく聞きます。
太陽からの波長が短いものが紫外線、長いものが赤外線です。
赤外線は、植物や生物にとって欠かせないものです。病院で赤外線治療機をみたことがある人多いでしょう。暖房機にも使われていることが多いです。
それに比べ、紫外線は、人間の体にあまりよくないようです。多量に浴びると皮膚の細胞を傷つけてしまうのです、日焼けも同じです。焼けすぎるとやけどのようになることもありますよね。これが皮膚の老化につながるのです。
皮膚の乾燥による肌老化について
加齢とともに肌の水分量は減少します。
生まれたころには80%ほどあったものが、20代で65%になり、それ以降どんどんと減少していきます。自然な肌の老化はしかたないことですが、まちがったスキンケアで老化をすすめないようにすることが大切です。
例えば、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使ったり、洗顔のとき必要以上にこすることは避けた方がいいでしょう。体調不良やストレスで肌の角質がかたくなり、肌荒れを起こすことがあります。
細胞の酸化による肌老化について
金属がさびたり、食べ物が酸化するように、私たちの体も酸化していき、肌もダメージを受けます。
酸化すると、真皮のコラーゲンが硬くなり、老化が進みます。その原因が活性酸素です。先ほどものべた紫外線や、食生活の乱れ、喫煙やストレス、大気汚染も活性酸素を作り出します。
最後に
肌の老化は年齢とともにやってきます。しかし、外的要因もあります。紫外線や皮膚の乾燥、細胞の酸化などです。
ぜひ参考にしてくださいね。