徹底検証!ワセリンでクレンジングのメリット・デメリットとは
究極のプチプラコスメ、ワセリンでクレンジングもできるってご存知でしたか。やっている人も意外と知らないワセリンクレンジングの正しい手順と、ワセリンでクレンジングをすることによるメリットとデメリットをお伝えします。
プチプラ、肌に優しい、ワセリン
美容オタクやコスメフリークの間でも究極のプチプラコスメとして話題のワセリン。ワセリンとは鉱物油を高度に精製したオイルで、医薬品としても安全に幅広く使われています。
実はこのワセリン、クレンジング剤としても使用できるってご存知でしたか?
ワセリンクレンジングの手順
ワセリンを体温で温めて、メイクにしっかり馴染ませます。ワセリンの油分は落ちにくいポイントメイクも驚くほど浮かせてくれます。
メイクは油で浮かせることができましたが、ワセリンには油を水で溶かす乳化剤が含まれていないので、一旦ガーゼなどでふき取ります。
その後、洗顔してクレンジングは終了です。
ワセリンクレンジングのメリット
肌に低刺激
ワセリンの材料は石油ですが、過度に心配することはありません。
高度に精製されているため不純物が少なく、赤ちゃんからお年寄りまで安全に使用でき、医療の現場でも広く使われているほどです。
界面活性剤不使用
一般のクレンジングオイルやミルク、ジェルなどは浮かせた化粧品を水に流すためにたっぷりと界面活性剤が入っています。化粧品を浮かせた後、ぬるま湯や水で乳化してから洗い流すというシステムです。
ワセリンにはこの界面活性剤が使われていませんから、刺激や洗い過ぎがなくメイクを落とすことができるのです。
お財布にも優しい
ワセリンはとにかく安価です。一般的な日本薬局方の白色ワセリンなら500gの大瓶を買っても千円するかしないか程度です。
高いクレンジング剤よりコスパが良いという理由で愛用している人もいます。
ワセリンクレンジングのデメリット
伸びが悪い
ワセリンでクレンジングをするデメリットの一つは、伸びが悪く、メイクを馴染ませにくいことです。
白色ワセリンは固型ではありませんが、けっこうハードなので、顔全体のファンデーションを落とすときにはなかなか苦戦します。
肌の老化の原因に物理刺激があります。ワセリンを伸ばそうと手で顔をこすってしまうと美肌どころか、肌を老化させてしまう危険性があるのです。
界面活性剤不使用
ワセリンでクレンジングをする最大のメリットでもあり、デメリットでもあるのが界面活性剤を使っていないことです。
クレンジング剤のように水で乳化してはくれませんから、ガーゼなどで拭き取ることが必要になります。焦ってこすると、かえって肌の老化や色素沈着などの原因になることがあります。
石油が原料で心配
ワセリンの原材料が石油なので、自然派の方はやはり気にされるようです。
石油といっても不純物がほとんどないくらいに精製されていますから、皮膚病や赤ちゃんの医薬品としても使われているほどです。
しかし、ワセリンアレルギーの方もいますし、毎日使うものですから不安に思う人も少なくありません。
デメリットを回避する使い方
これらのデメリットはワセリンの選び方や使い方の工夫で、ある程度回避することもできます。
まずはワセリンでクレンジングするときは焦らないこと。時間に余裕のない方は、一般のクレンジング剤を使う方がおすすめです。
少し高価になってしまいますが、ワセリンソフトという柔らかいタイプのワセリンを選ぶこともできます。顔全体のクレンジングは市販のクレンジング剤を使い、ワセリンをポイントメイク落としにしている方もいます。
アレルギーや刺激が心配な場合は、白色ワセリンより純度の高いプロペドやサンホワイトというワセリンが適しています。