髪の毛の量は遺伝する?一日の抜け毛の量は何本くらいまでなら大丈夫?
髪の毛の量が少なくなったと感じたことはありませんか?髪の毛の量が気になり始めると、シャンプーやブラッシングのときの抜け毛を見ると、不安になってしまいますね。親が薄毛の人はなおさらでしょう。髪の毛の量や抜け毛の平均本数はどれくらいなのでしょうか、また遺伝するものなのでしょうか?
髪の毛の量の平均はどれくらい?
日本人と西洋人では平均本数は違う。
髪の毛の量は、どれくらいなのかご存知ですか?
髪の毛の量には人種や髪質によって違いがあり、日本人ではおよそ10万本前後が平均本数と言われています。
とはいうものの、髪の毛の量にはもちろん個人差があり、多い人では12万本、少ない人では10万本を切る本数、薄毛が進んでしまっている人は5万本を切る人も多くなっています。
それに比較すると西洋人の髪の毛は細く、量は平均して12万本から14万本もあると言われています。
髪の毛の生え変わり、ヘアサイクルについて。
髪の毛が生え変わるのは、誰もが知っていることですね。
髪の毛が生え変わるまでには、髪の毛の成長が始まってからその成長が続き毛根が太くなる「成長期」、次に毛根が退縮し始める「退行期」、退化して抜ける準備をする「休止期」、そして抜けていく「脱毛」という6つの段階があります。
このヘアサイクルが正常である時には発毛と脱毛のバランスは保たれていますが、これが崩れてしまうと成長しないまま抜けてしまう髪の毛が増え、薄毛になってしまうことがあります。
抜け毛は、どのくらいの本数なら心配ない?
髪の毛の量が気になってくると、やはり心配なのは抜け毛ですね。
ふと気づくと朝起きたときに枕に何本も髪の毛が付いていたり、シャンプーをし終わった後に排水溝に髪の毛がたまっていたり、ブラッシングしたらブラシに髪の毛を持って行かれてしまうなど、この勢いで髪の毛が抜けていったらどうなるのだろう、などと不安にかられてしまうこともあるかもしれません。
抜け毛の平均本数は、一日に50本から100本と言われています。先ほども見たように、髪の毛は生え変わるものですから、抜け毛があるからと言って、すぐに髪の毛が薄くなるというものではありません。
ただ、抜け毛でも心配のないものと、薄毛につながる可能性がある抜け毛があります。
ある程度の長さがあり、しっかりした髪の抜け毛であれば心配はいりません。薄毛になる可能性があるのは、細くて短い抜け毛が多くある場合です。
髪の毛の量は、遺伝する?
薄毛を心配する人には、自分の親が薄毛であるからという理由の人も多いようです。髪の毛の量は遺伝するのかどうかというと、これは遺伝するものなのです。
ただし、髪の毛の量に関する遺伝は父方よりも母方からの遺伝が強く出るものなので、父親の髪が薄いからと言って髪が薄くなる傾向があるのではなく、母方の祖父の髪が薄いという場合の方が、薄毛の傾向が強いと言えるでしょう。
薄毛にならないようにするために。
日常生活で気を付けたいこと。
抜け毛を予防するために日常生活で気を付けたいことは、健康な生活を送るための注意事項と同じと考えていいでしょう。
規則正しい生活を送り、塩分の摂り過ぎに気を付けてバランスのとれた食事を摂って、早寝早起きを心がけて睡眠をしっかりととり、ストレスをためないようにすることが大切です。
また喫煙は避けた方がよく、紫外線に当たらないようにすることも抜け毛予防には有効です。
さらに、シャンプーする際に使うシャンプー剤には、アミノ酸系の肌にやさしいものを選ぶようにするといいでしょう。