ヘナカラーで白髪染めは肌に優しい?本当に染まる?ヘナカラーの特徴を解説
天然成分でできたヘナカラーで白髪染めをすると、その他の白髪染めを使うより髪や頭皮にやさしい白髪ケアができます。また、髪のハリツヤを保ちながら白髪ケアができる点も魅力のひとつ。ここではヘナカラーを使った白髪染めのメリットデメリットや上手なコツなど解説します。
ヘナカラーで白髪染め?
「ヘナ」とは天然成分でできた白髪染め
植物の葉や花、実などを使って100%植物成分でつくられた白髪染めが「ヘナ」。
化学染料を使ったヘアカラーはキューティクルをこじあけて色をいれる染め方をしますが、ヘナは髪の表面に色を付けるという髪にも頭皮にも優しい方法で髪を染めていきます。
年配の方を中心に人気がある
年齢と共に髪のハリツヤコシは衰えてしまいがち。さらに白髪染めを行って髪や頭皮にダメージを与えれば、より髪の美しさは失われてしまいます。
しかし、ヘナを使うと髪のハリツヤを残せると好評で、特に40代以降の方から支持されている白髪染めです。
ヘナカラーのメリット
一番のメリットは髪と頭皮への優しさです。また、ヘナカラーは市販されているものもあるため、自宅で自分の好きな時に白髪染めをすることができ、費用も経済的になります。
それに、白髪染め以外にも時間がたつと自然に消えていくタトゥーにも使うことが可能。実際、クレオパトラが爪をヘナで染めていたという逸話も。
ヘナカラーのデメリット
ヘナには独特なにおいがあり、慣れるまではかなり辛い場合があります。
また、ヘナを単独で使うと白髪は黒ではなく、鮮やかなオレンジ色に染まってしまいます。非常に明るいカラーのため、白髪の量によってはふだんのファッションと合わず違和感を周囲に与えることも。
しかし人によっては赤色のメッシュが入ったようになり、逆にオシャレとみられる場合もあるのです。
上手に自然な黒髪にするには?
ヘナにインディゴを加える
ヘナで染めたあと、インディゴというハーブの一種を使って染めると黒髪に仕上がります。ただし、インディゴによる後染めで黒を作る場合は、さらし時間が重要です。
さらし時間とは染料を流してから半渇きの状態で放置しておく時間のこと。染め時間は短くても、さらし時間をたっぷりとるのがポイントです。
黒髪になるヘナを使う
一般的なヘナには黒髪にするための染料は含まれていないものが多いですが、中には黒髪に仕上げられるヘナも販売されています。
成分はヘナのみではなくその他の天然成分が配合され、ヘナの後でインディゴで染めるような手間をかけずに白髪染めができるタイプも。
これまでヘナを使った白髪染めには時間がかかるデメリットもありましたが、あらかじめ配合されたヘナを利用すれば時間短縮にもつながります。
ヘナカラーを使う時の注意点
パッチテストを必ず行う
ヘナは天然成分100%で肌に優しいものですが、アレルギー反応のチェックは欠かさず行いましょう。
ヘナで白髪染めをした人の中には眠気に襲われ、数日続いた例があります。これをリラックス効果ととらえることもできますが、大事な仕事やテストがある時には影響が出ることもあるでしょう。
失敗を避けるためにも、前日までにパッチテストを行っておきましょう。
匂い対策をする
独特なにおいがするため、家族がいる時に自宅でヘナを使った白髪染めをする時は気配りをしましょう。
人によってはほんの少しにおいをかいだだけでも気持ち悪くなる場合もあるため、換気をよくしたり家中ににおいが広がらないようにします。
また、ラベンダーの精油を1、2滴ほどたらしてペーストをつくるととてもにおいがやわらぎ、使いやすくなります。