乾燥だけが原因ではない!?ささくれの予防をマスターして美しい指先に
ささくれの予防方法を知っていれば乾燥の季節でも美しい指先をキープすることができます。
身体の外側からも内側からも、きちんとケアすることで小さなストレスの原因を軽減することができます。
ネイルだけでなく、正しいハンドケアで美しい指先を手に入れましょう。
ネイルや乾燥だけではない、もう一つの意外な原因
ささくれができてしまう主な要因
ささくれは、爪の甘皮が剥けてしまった状態のことを指します。
空気が乾燥して水分が不足してカサカサしていたり、食器用洗剤などの影響で手の油分が奪われて手が荒れしてしまった女性も多いのではないでしょうか。
家から帰ってきて手洗いうがいが頻繁になる秋から冬は、石鹸の使用回数が増えたり、温かいお湯で食器を洗ってしまうこともありますよね。
お湯を使うと肌の潤いを維持するために必要な皮脂も一緒に流してしまうので、手洗いや食器洗いは水で洗い流すかゴム手袋を使うと、手荒れやささくれの予防になります。
食生活の乱れがささくれを作る
実は、ささくれは水分や油分だけでなく、栄養が不足していることも主な要因の一つです。ささくれができてしまったら、ハンドケアはもちろんのこと、食生活を見直すタイミングでもあります。
過度のダイエット、ファーストフードが中心の食事、偏食など、バランスの悪い食生活が習慣化している場合は、ささくれだけでなく皮膚や髪にも栄養がいきわたらなくなってしまうので注意が必要です。
マニキュアやジェルネイルにも注意
指先を美しく保つために、マニキュアやジェルネイルは欠かせないという女性もいると思います。
実は、ネイルを除去するためのリムーバーや甘皮の処理、アルコール消毒が原因でささくれになってしまうケースがあります。
皮膚のバリア機能を失った指先は、外部からの刺激に弱くなっています。加えて、甘皮処理をしすぎると本来持っている細菌を防ぐ機能を失ってしまうので、すべて除去してしまわないように気を付けましょう。
身体の内側と外側からのダブルケアでささくれ知らずになる
見直すべき食生活とビタミンの取り方
栄養バランスのとれた食生活は健康的になるだけでなく、さされくれの予防にも繋がります。
人体の主成分はタンパク質ですが、中でもコラーゲンは必要不可欠な栄養素の一つです。コラーゲンは鶏皮や手羽、牛スジやテールなどの動物性と、エビやカレイなどの海洋性食品から摂取することができます。
ただし、コラーゲンを中心とする食べ物だけを摂取しても効果的に体内で作用しない場合があるので、ビタミンCが多く含まれているレモンやブロッコリ―、ほうれん草などの野菜と合わせて摂取すると、一層の効果を高めることができます。
血行を良くするマッサージと合わせてハンドケアを
末端冷え症の方や、手がむくみやすい方は、手の血行がスムーズに循環せず、栄養が指先まで行きわたっていない可能性があります。
ハンドクリームや爪用のオイルなどを使って、ささくれが気になる指先を中心に、手のひらや手の甲をマッサージして血行を促してあげるのも効果的です。
爪専用のキューティクルオイルを使う場合は、ハンドクリームを塗る前に使いましょう。ハンドクリームの油分が邪魔をしてオイルが効果的に作用しない場合があります。
もちろん商品によって使い方は異なるので、注意書きをよく読んでから使用してください。
それでもささくれができてしまったら
ささくれができてしまったら、絶対に無理に剥いたりしないでください。傷から細菌が入って化膿してしまう場合もあります。
まゆ毛用の小さなハサミを使って根元からカットしてから、消毒をするなどのケアも忘れずに行ってください。どうしても気になるようであれば病院に行くか、ささくれ用の軟膏を使ってケアすることをお勧めします。
水仕事をした時、手を洗った時、乾燥が気になる時はハンドクリームを使ってささくれの予防をし、栄養のバランスが取れた規則正しい食生活を心がけましょう。