髪が伸びない人と早く伸びる人、何が違うの?
友達はすぐに髪が伸びるのに、自分は髪が伸びないと悩んでいる方へ、髪が伸びない理由についてご紹介しましょう。髪がすぐに伸びる人とそうでない人では、一体何が違うのでしょうか?髪の成長について勉強してみませんか?髪を伸ばしたい人のための、ヘアケア方法や食事についてもご紹介します。
髪の毛はどうして伸びるの?
髪が伸びないと悩んでいる方へ、まず髪の成長についてのしくみからお伝えしましょう。
髪の毛の伸びるしくみ
髪の毛は、私たちの頭を外部の衝撃から守ってくれます。太陽の光が直接頭皮にあたるのを防いでくれますし、髪の毛は外からの刺激を直接受けないようにしてくれています。
髪の毛は、1日にだいたい0.3㎜から0.4㎜ほど伸びています。つまり、1か月たつと、1㎝くらい伸びていることになります。一番伸びるスピードが早いのは、頭のてっぺんの部分です。
髪の毛の根元を毛根と呼びます。髪を1本抜いてみるとわかりますが、毛根の一番下の部分は、少し膨らんでいるようにみえますね。ここが毛球と呼ばれる部分で、毛球の一番下の部分を毛乳頭と呼びます。
毛乳頭のまわりには、毛母細胞があり、この細胞が頭部を流れる毛細血管から栄養をあつめて、細胞分裂をして髪の毛を伸ばしていきます。
毛細血管をとおって運び込まれるのは、ケラチンというたんぱく質です。ケラチンをつくるために必要なのは、亜鉛やビタミンになります。
この亜鉛とビタミンをしっかりと毎日の食事でとれているかどうかがポイントとなります。
髪が早く伸びる人は何が違うの?
髪の毛が早く伸びる人は、髪が伸びるために必要なケラチンというたんぱく質を成長させるための亜鉛とビタミンをしっかりと摂取している方です。
ケラチンというたんぱく質をしっかりと成長させるために、ビタミンと亜鉛をバランス良く毎日の食事に取り入れましょう。
また、髪の毛が伸びるためには、良質な睡眠も大切です。
夜更かしをして遅くまで起きていると、身体から成長ホルモンが分泌されないため、髪が伸びなくなってしまいます。早く髪の毛を伸ばしたいのであれば、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
成長ホルモンの分泌は、22時から2時までの4時間の間が一番高まる時間です。この時間帯にしっかりと眠ることができるように、考えて行動をしてみてください。
髪の毛が早く伸びる人は、ストレスをためない生活を送っているとも言われています。
ストレスがたまると、血液の流れが悪くなるので、毛母細胞が毛細血管から栄養をあつめにくくなります。毛母細胞を活性化させるためには、血流を促進させることが大切です。
ストレスを解消できる方法を自分なりに探してみましょう。ゆったりとお風呂につかってリラックスをしたり、好きな音楽を聴きながらゆっくりとくつろぐのも良いですね。
髪を早く伸ばしたい人のためのヘアケア&食事
髪の毛を早く伸ばしたいのであれば、髪の健康状態をキープすることが大切です。外に出かけるときは、帽子や日傘などといった日焼け対策をしているでしょうか。
髪の毛が紫外線に浴たってしまうと、髪の健康状態を悪化させます。傷んだ髪はよくないので、毎日トリートメントをして髪の毛をいたわってあげましょう。
また髪の毛を早く伸ばすためには、亜鉛とビタミンを毎日の食事に取り入れましょう。
亜鉛は牡蠣やレバー、卵黄に多く含まれています。ビタミンEは、カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類や、ホウレンソウ、大豆などからとることができます。柑橘系の果物や緑黄色野菜から、ビタミンCもとりいれてみましょう。