スクラブなのに低刺激でしっとり!シュガースクラブの作り方と使い方
お砂糖は美容と健康の大敵でしょうか。実は、皮膚に外用としてお砂糖を使うとお肌の健康に、美容に良い効果があることがわかってきました。話題のシュガースクラブの作り方や効能、意外と知らない正しい使い方をお伝えします。
スクラブってお肌に悪そう?
スクラブは粒子でお肌をこすって余分な角質層を落とす美肌方法です。
最近では自己流のスクラブは肌に細かい傷をつけ、一時的につるつるになっても長い目では肌の老化を促進するだけともいわれています。即効性は認めても敬遠している人も多いのではないでしょうか。
そんな中で肌に優しい、傷を作るどころか治すと注目を集めているスクラブがあるのです。それがシュガースクラブです。
赤ちゃんにも怪我や病気にも?お砂糖の美肌効果
美容の敵と思われているお砂糖。外用に使うと皮膚の保湿や治癒に役立つことをご存知ですか。
乳幼児にシュガースクラブを使用すると、肌の水分量が上がるという研究がまとめられています。あせもやおむつかぶれ、かゆみにも効果があったというお母さんの声もあります。
傷に砂糖を塗ると早く綺麗に治るという民間療法もあります。イギリスやアメリカなどでは本当に効果があるのかどうかという実験も進んでいます。
褥瘡やアトピーにも効いたという人もいます。介護の現場ではイソジンに砂糖を混ぜたイソジンシュガーが褥瘡の治療として使われています。
砂糖にはバクテリアなどの増殖を抑え、傷の治癒を助ける効果や、保湿の効果があるのです。
シュガースクラブとは
このお砂糖の美肌効果を生かした基礎化粧品がシュガースクラブです。レシピにもよりますが、原料の50%以上は砂糖で、塗りやすくしたり、肌への刺激を抑えるためにオイルなどでペースト状にしています。
衛生面や肌への安全性を考慮すると市販のシュガースクラブがおすすめなのですが、自分でも簡単に作ることができます。
自分で作るメリットは使う分だけその場で作れることと、レシピでアレンジできることです。
自家製シュガースクラブの作り方
一番簡単なシュガースクラブの作り方は、お砂糖とオイルを1:1で混ぜることです。
低刺激なベビーオイルでもいいですし、肌に合うベースオイルで作ればオリジナルのシュガースクラブを作ることができます。
アルガンオイルやスイートアーモンドオイル、グレープシードオイルなどいろいろなオイルで工夫してみましょう。オイルの効能によってシュガースクラブがより美肌効果の高いものになるでしょう。
アレンジとしては良い香りのするアロマオイルを1滴混ぜてリラクゼーション効果を狙ったり、食品用色素で色をつけてかわいくすることもできます。
ハチミツを少量混ぜるのも、とろりとして使用感が良くなる上に、蜂蜜の美肌効果も加えることができるのでお勧めです。
シュガースクラブの使い方
シュガースクラブファンの方も、知ってるようで知らないシュガースクラブの正しい使い方とは。
スクラブという名前ですが、お顔などのデリケートな部位や、赤ちゃんなどに使う場合は、お砂糖の粒を手で溶かして優しくこすらず押し込むように塗りましょう。数分放置してこすらず流します。
溶けやすいパウダーシュガーで作ったり、少量のお湯で溶くと粒がなくなります。
角質の溜まった肘や踵、膝などに使用するときにはシャリシャリとした触感のスクラブとしてくるくるとマッサージします。ボディはその中間くらいのイメージです。
角質を落としたい場合は粒を生かしてスクラブ的に、敏感なときの保湿には粒で刺激せず洗い流すパック的に使用するのがシュガースクラブを使いこなすコツです。