どうして汗は臭うの?私の汗は大丈夫!?意外と知らない汗のしくみと汗の臭い対策

どうして汗は臭うの?私の汗は大丈夫!?意外と知らない汗のしくみと汗の臭い対策

夏になると汗の臭いが気になる、という人が増えてくるのではないでしょうか。自分では気が付かないことが多いのでとても不安になってしまいますよね。汗が臭う原因はいくつかあります。自分自身に当てはまる部分があるかどうかチェックしてみましょう。原因を見つけることで、必要な汗の臭い対策がわかります。

どうして汗は臭うの?

暑い季節に汗をかいたままにしていると、気がついたら何だか自分から汗臭いにおいがしているような気がして気になってしまうことありませんか?

私たちの認識としては「汗=臭う」というものですよね。でも、実際はちょっと違うんです。

実は汗は「無臭」だった!!

汗は無臭だから匂っているのは汗自体じゃない

そうなんです。汗は臭うものと思われていることが非常に多いのですが、実は汗そのものには臭いがないんです。

臭いがないはずの汗が、どうして何とも表現し難い臭いを発するようになってしまうのでしょうか。

汗が臭う元を作っている存在がいるんです。
それが・・・

私たちの皮膚にもともと存在している微生物が原因だった!

「常在菌」という言葉を聞いたことがありますか? この常在菌が汗や皮脂を食料として活動した結果、無臭の汗に臭いがついてしまうのです。

常在菌は人間と共に共存している菌のことで、皮膚の表面に存在する皮膚常在菌だけでも、なんと1兆個もあるというのですから驚きです。

「菌」と言うと、なんだか悪さをしそうですが、常在菌は共生している菌なので必ずしも悪いとは限りません。減らしすぎても好ましくないのです。

この常在菌に対して、何らかの対策をすることで汗の臭い対策ができるはず!

汗が臭いやすいタイプの人はこんな人!

太っている人

太っている人といえば、汗っかきの代名詞のようなものですよね。

厳密に言えば、すべての汗が臭ってしまうというわけではないのですが、汗を多くかけばそれだけ臭ってしまう可能性が高くなってしまうことには違いありません。

汗をかきやすい季節になると、下着や衣類などが汗でびっしょりになっていることが多いと思います。そのままにしていると、だんだんと汗臭さを感じるようになってしまうのです。

運動不足の人

汗がベタベタするな、という時とサラっとしているな、と感じる時がありませんか?

ベタベタしている汗をかくと肌は細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。そのため、汗をかいた後に臭ってしまうのです。一方で、サラッとしている汗は臭いにくいのです。

この違いが「運動をしているかどうか」です。十分な運動ができていないと汗がベタベタしてしまい、臭いやすくなります。

汗が気になるからといって運動をしないのは逆効果です。汗が臭うのは汗腺の機能が低下しているためです。

適度な運動をせず、汗をかかないようにする生活を送っていると、汗腺の機能は低下するばかりになってしまうのです。運動不足を解消して、汗腺の機能を衰えさせないように心がけましょう。

運動をすることが難しい人は、お風呂に入ってじっくり浸かることで体が汗をかく状況をつくるようにしましょう。

運動もしない、お風呂はシャワーだけ、なんて人は要注意です。

食事が脂肪分の多いものばかりになっている

皮脂を油っぽくする食べ物を食べていませんか

自分の食生活を振り返ってみましょう。脂っこいものや、タンパク質を含む食品ばかりを食べていませんか?

脂っこいものばかり食べていると肥満につながりますし、タンパク質の過剰摂取は腸内環境を悪化させてしまいます。

どちらも汗が臭う原因につながってしまうのです。

暑い季節も大丈夫!汗の臭い対策

暑い季節でも汗をかかないでいられたら、汗の臭いなんて気にしなくていいのですが、暑さと汗は切っても切り離すことができません。

汗っかきだからといって汗の臭いを諦めないで! ちゃんとケアすれば汗の臭い対策はできるんです。

汗をかいたらこまめに着替える

汗を含んだ洋服はこまめに着替えましょう

汗をたっぷり吸い込んだ衣類は、時間と共に汗臭い臭いがするようになってきませんか?

汗の臭い対策をするなら、衣類は大きなポイントになります。汗をかいたらこまめに衣類(肌着など)を着替えるようにしましょう。

このときに、濡らしたタオルで体を拭くとさらに良いです。乾いたタオルではないというのがポイントです。

汗は臭って厄介ですが、私たちの体にとって必要なものでもあります。拭き取りすぎてしまうと、更に汗をかくことになってしまうので、濡らしたタオルで適度に体に水分を残しながら汗を拭き取るのがオススメです。

また、身につける衣類の素材にも工夫すると効果があります。衣類は抗菌加工されているものにすると臭いの元である菌の繁殖を抑えることができます。

まったく臭いがなくなるというわけではありませんが、抗菌加工でないものと比べると明らかに臭いが軽減されます。

私も夏場になると汗が気になります。家を出てから職場について仕事を始めるまでにかなり汗びっしょり。

とてもじゃないけどそのまま仕事を始める気になんてなれないので、濡れタオルで体を拭いて新しい衣類(肌着)に着替えるようにしています。

タオルを濡らすことでヒンヤリ感が出るので、拭いた後がとてもさっぱりします。

乾いたタオルで拭くと後から後から汗が出てくるような感じがしてしまうのですが、濡れタオルだとそれがないので私はもっぱら濡れタオルです。

バランスの良い食事を心がける

私たちが食べているものも汗の臭いにつながります。逆に、食べるものに気をつけることで、汗の臭いを軽減することができるんです。

自分の食生活を見直してみて良くないなと感じたら、少しずつでいいので体に良いものを食べるなど、食生活の改善を心がけましょう。

にんじん・かぼちゃ・トマトなどの緑黄色野菜、海藻、きのこ類、キャベツ、こんにゃくなど汗の臭いを抑えてくれる効果が期待できる食品はたくさんあります。

汗の臭いだけではなく、健康への効果も期待できるので、ぜひ積極的に取り入れましょう。

制汗剤を活用する制汗剤などを利用して発汗を抑えましょう

制汗剤も上手に取り入れましょう。

以前はスプレータイプだけでしたが、最近では液体のものやクリームタイプなど様々な種類があります。香りのバリエーションも豊富なので、自分好みの香りがする制汗剤を探すのもいいですね。

お風呂上がりに制汗剤を使うと効果的、なんていう意見も。

ちなみに私は職場で仕事を始める前に濡れたタオルで汗を拭き取った後に液体タイプの制汗剤をつけるようにしています。

スーっとする成分も含まれており、その後は比較的肌がサラっとした状態を保つことができるので、最近はこれが夏の定番になっています。

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