ショック?それとも幸運?ほくろから毛が生えた!
あなたは、ほくろから毛が生えた、しかもそれがぎょっとするような剛毛でびっくりした経験はありますか?
そんなほくろ毛は異変なのか?抜いてしまってもいいものなのか?
ほくろにまつわる噂も耳にしたことがあると思うので、それらもあわせて紹介します。
ほくろから毛が生えたら女子としてはショック? それとも何か良いことがある予感? 感じ方は人それぞれかもしれません。
でも、そもそもほくろから毛が生えるのはなぜなのでしょうか。しかも気付いた時には、けっこう長いのはなぜ?
ほくろ毛ははずかしいもの?
「ほくろ毛」なんて呼ばれたりして、まわりの毛に比べてもけっこうしっかりと太くて長いものが生えていませんか?
女性はちょっと恥ずかしいので抜いてしまう人が多いでしょうが、縁起が良いとそのまま生やしている人もいます。
なんでも、仏様には体から一本だけ長く生えた毛があるということから、ありがたいものと同じだと考えられているからです。本当は仏様の場合、ほくろから生えているわけではないのですが…。
中には、メイクでほくろを書き足した経験がある人もいるかもしれません。間の抜けた顔にメリハリをつけてくれたりするほくろですが、そもそもほくろを深く知ろうとしたことはあまりないかもしれませんね。
ほくろにも毛根があるの?
意外にもほくろにも毛根があるのです。むしろ、毛細血管が発達しているので毛に栄養が行きやすく、そのためぎょっとするスピードでほくろ毛が伸びるのです。
ですから、なんとなく加齢現象のイメージのあるほくろ毛ですが、20代でも生えます。
ほくろ自体は正式には「色素性母斑」とか「母斑細胞母斑」と言い、「ぼはんさいぼうぼはん」と読みます。なんだか早口言葉みたいですね。
ほくろはメラニン色素を作る細胞が増えてできた良性の腫瘍なので、メラニンが多く含まれるために濃い色素の毛が生えてきます。
一口にほくろといってもさまざまなタイプがあります。また、ほくろととてもよく似ていても、皮膚がんの一種である悪性の腫瘍もあることを覚えておきましょう。
中には心配に思っているほくろを持っている人もいるかもしれませんね。
毛が生えないほくろは?
そして、悪性の腫瘍の場合は、ほくろ毛が生えないのです。
良性のただのほくろは普通の皮膚と同じ構造を持っているのに対し、悪性では毛を生成する組織も壊されてしまうためです。そう考えると本来ほくろ毛は喜ばしいものなのかも知れませんね。
ほくろ毛を抜くとガンになるから止めた方がいい、という噂を聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。そんなことがあるのでしょうか?
ほくろは刺激しないほうがいい?
少し前まで、ほくろはあまり刺激しない方が良いと言われていました。刺激などによってほくろがガンに変わることがあると考えられていたからです。
しかし、先ほど説明したようにほくろとガンは本来別モノなので、ガンになることはほとんどありません。
そうは言ってもほくろを習慣的にいじったり、自己流に取ろうと触り続けたり、紫外線にさらし続けたりするのは良くありません。
それでは、ほくろ毛は抜いてもいいのでしょうか?
ほくろ毛はこうやって処理しよう
ほくろ毛でない場合を想像してみてください。
例えば頭の白髪を抜くのはどうでしょう。やはり皮膚を傷めてしまう可能性があるので、抜くのはやめた方が良いと言われますよね。それと同じです。
ほくろ毛は、なるべくはさみで処理するようにしましょう。それでも何度も繰り返しは生えてくることもありますが、皮膚を傷つけないように気を付けてはさみを使用しましょう。