かさかさお肌はいや!乾燥した季節に取り入れたいバーム美容とは?
寒く乾燥する冬には今までのスキンケアのままでは、なんか物足りないと感じている方も多いのでは?そんな時はクリームからバームにチェンジすると効果的かもしれません。オーガニックブランドを中心に盛り上がるバーム美容とは?
女性の冬の悩みは?
やっぱり肌の乾燥!
冷たい風が吹き始め、空気の乾燥と共に女性を悩ますのがお肌の乾燥。年齢とともに肌そのものの潤いも失われがちで、またその回復力も落ちます。
冬は、冷え性、風邪、インフルエンザと並んで、60パーセント以上の人がお肌の乾燥に悩んでいるとか。
そんな時は、みなさんどのような対策を取りますか?
お肌の乾燥対策には何を?
加湿器などを利用し、室内の乾燥に気を配ったり、十分な睡眠やバランスのよい食事で体の内側から整えたりするようですね。そんなとき、スキンケアを見直す方も多いのでは?
今注目のバーム美容
どの化粧品もものたりない! というとき注目されているのがバーム美容法。
でもバームと言っても、クレンジングバーム、リップバーム、フェイスバーム、ボディバームと多種多様。このバーム美容とは、どんなものを指すのでしょうか。
バームって何?
バーム美容とは、バーム美容商品、製品を使った美容法やそのものを指すようですが、バームとはなんでしょう?
バームを軟膏、という場合もありますが、バームは英語で「balm」と表記し、香油、香膏、鎮静薬、さらには慰め、安らぎを意味しています。
語源はラテン語で芳香な樹液とを意味していて、形状としては半固形であることが特徴で、治療や鎮静、癒しに使われ、芳香性もポイントです。
クリームが滑らかさやホイップ性を含むのに対し、バームは温めると良く伸びる固形物ですね。
クリームとの違いは?
肌荒れにクリームを使ってももの足りない、という時はバームを使うといい場合も。なぜなら、クリームとバームではその基材が違うからなんですね。
クリームは、油脂と水を乳化剤で乳化した乳剤性の基剤がつかわれ、肌なじみがいい反面、ひどい乾燥などで傷ついたお肌にはしみたり、肌の表面にとどまっていてくれないのでバリア機能が少なくて不向き。
一方、バームは、グリセリン、ワセリン、シアバター、ミツロウなど水をはじく油脂性基材のもので、傷のあるお肌には向いていて、さらに油分が留まりお肌を保護してくれます。
しかし肌にはなじみにくいので、べたべた感が否めない部分もあります。
クレンジングバーム
バームでクレンジングは重たいんじゃないの? と思うかもしれませんが、バームは温めると良く伸びるのが特徴。
最初は固くてもお肌に乗せていくと自然と柔らかくなり、それでいてしっかりはメイクに密着してクレンジングできます。
滑らかになるまでゆっくりと、マッサージするようにクレンジングできるので、心の余裕が出てお肌にいいことしてる、と感じて癒しにもなりますよ。
バーム美容液
ちょっとお高いですが、オーガニックブランドが出しているものはマッサージもできて、アロマオイルもたっぷり使用され、ふっくらお肌がよみがえります。
洗顔後、化粧水でお肌を整えた後に、手でバームを温めてから顔の中心から外側に向かって広げます。
乾燥が特に気になるときは、蒸しタオルで顔を温めてからスペシャルケアとして使用します。バームをなじませながらマッサージし、クリーム等でうるおいを閉じ込めます。
ハンドもリップも髪も
西アフリカに生育するシアの木の実から取られるㇱアバター。普通のハンドクリームやリップクリームじゃ物足りない、という方がシアバターを愛用しています。
気温が低いとかなり固まっているので、びっくりするほど固いですが、指で少しなでて取る分だけでも体温で温まってくると伸びてきて、乾燥した部分に密着してくれます。爪にも使えて、髪にもいいのだとか。
手作りできます、バーム製品
店頭にあるバーム美容品を購入するのもいいですが、アロマオイルと基材になるワセリンやミツロウなどは手に入りやすいので、手作りすることもできます。
材料は、キャリアオイルとして、ホホバオイル、アーモンドオイル、マカダミアナッツオイルなどを25ml。ミツロウ5グラム、アロマオイルを数滴(6滴以下)。ビーカーにオイルとミツロウをいれ湯せんで溶かします。
粗熱が取れたら容器に移し、アロマオイルを入れてよく混ぜ、冷まします。容器に移すときにやけどをしないように気を付けましょう。
顔に使う場合は、特にアロマオイルの濃度は1パーセント以下になるように調節してください。アロマオイル1滴は約0.05mlです。