最近見直され始めている日光浴の効果と注意点
以前は、紫外線はシミやそばかすの原因と言われ避けられてきましたが、最近では日光浴が、美容にも健康にも良い事が証明され始めてきました。そこでここでは、日光浴の効果と、日光浴を正しく行わなかった時のデメリットなどについてご紹介させていただきます。
日光浴の効果と紫外線への誤解
ここ数年で、日光浴の効果が見直されてきています。
これまではオゾン層が破壊され強力になってしまった紫外線によって、日光浴をするとシミやシワなど美容の天敵であるお肌のトラブルを引き起こしてしまう原因になると言われていたので、なるべく浴びないようにしている方も多かったと思います。
また、ここ数年続いている美白ブームの影響も強く、日光自体を意図的に避けている方も多いと思います。
さらに、シミやそばかす以外でも、太陽光に含まれる紫外線を浴び過ぎてしまうと、皮膚がんになる危険性が高いと言われていました。
しかし近年の研究結果では、太陽光を浴びる事は健康にも美容にも多くのメリットがあると言われています。そこで、日光浴の素晴らしい効果についてご紹介します。
日光浴のダイエット効果
最近注目されているのが、日光浴のダイエット効果です。
日光浴ダイエットの方法は、単純に日光を浴びるだけなのですが、注意して欲しいのが日光浴をする時間帯です。日光浴ダイエットに効果的な時間帯は、朝早い時間帯です。
この時間の日光浴は、朝早くから代謝が良くなる効果の他に、規則正しい時間に起床する事が習慣化されますので、乱れた体内時計が安定し、痩せやすい体作りが出来ます。
加えて日光浴には自律神経が整う効果がありますので、睡眠の質も向上していきます。
また、日光にはセトロニン神経を活性化させる効果があります。セトロニン神経が分泌するセロトニンという物質は、足りなくなってしまうと暴飲暴食や睡眠不足を引き起こしてしまう物質です。
食欲がコントロールできずに太りやすい体質の方は、セトロニン神経を活性化出来ていない可能性が高くなっています。
ビタミンDの生成
なぜ日光浴が人気が出ているのかというと、美容にも欠かせないビタミンDの生成を行う事が出来るからです。
何故、日光浴でビタミンDが生成されるかというと、日光に含まれる紫外線、正確には紫外線B波が皮膚に照射されると、体内でコレステロールをビタミンDに変化させる効果があるからです。
特に4月から8月にかけて、強い日差しがふりそそぐ季節では、屋外で10分間日光を浴びているだけで、体内ではコップ200杯分のビタミンDが生成されると言われています。
また、ビタミンDは癌の発生、特に大腸がんと乳がんの発生や転移の抑制にもなる他、カルシウムの吸収を助けてくれますので、くる病や骨粗しょう症にも有効です。
また30代以上の方に多い、糖尿病や高血圧リスクも下がる効果が発見されています。
日光浴の注意点
日光浴が健康にも美容にも良い事がわかって頂けたと思いますが、日光浴にもデメリットがあります。しかし、このデメリットは正しい方法で日光浴を行えば問題ありませんので、正しい方法で行う事が重要になります。
日光浴のデメリットとして挙げられるのが、長時間日光に肌を晒してしると、火ぶくれや、シミ、ソバカスが出来てしまうという事です。また皮膚ガンの原因にもなると言われていますので、日光浴のし過ぎには要注意です。
日光浴を行う場合には、基本的に週3日、1日15分程度で十分です。日光の強い夏場などは、木陰で30分程度でも十分必要な量のビタミンDが作られますので、あまり頑張り過ぎないようにするのがポイントです。