やってはいけない!肌を甘やかすNG習慣とは
肌を甘やかすケアは賛否両論です。乾燥肌や敏感肌の場合は先回りしたケアが必要となり、それは良い肌の甘やかし方です。しかし、これだけはやっては駄目な肌の甘やかし方もあります。美容マニアだからこそ陥りがちな肌を甘やかす二大NG習慣と、その理由をお伝えします。
やっていい肌の甘やかし
「若いうちから肌を甘やかすとよくない。」とよく言われますが、「肌を甘やかす」ということに関しては賛否両論です。
「肌を甘やかさない」を言い訳にお手入れをさぼっていたり、適切な保湿をしないと、肌はあっという間に乾燥します。そして、肌は1回乾燥させると3ヶ月老けるといわれてます。
特に、乾燥肌・敏感肌の場合は、保湿は乾燥する前に先回りしてケアしなくてはいけません。肌は乾かしてはならないのです。
それでは、やってはいけない肌の甘やかしとは何でしょうか。
スペシャルケアを毎日行なう
最もやってはならない肌を甘やかす行為は、スペシャルケアを毎日行なうことです。完ぺき主義者で美意識の高い女性が陥りがちなのが「お手入れのしすぎ症候群」です。
ケアのし過ぎで肌本来のバリア機能が失われ、かえって乾燥肌やトラブル肌を招いてしまうことで、最終的には角質層が極端に薄く、肌のきめのなくなった「ビニール肌」になってしまいます。
一度ビニール肌になってしまうと、回復までにはかなりの時間と努力が必要となります。
お手入れのしすぎ症候群を防ぐには…?
お手入れのしすぎ症候群を警戒するあまり、お手入れのしすぎと肌断食を繰り返している女性も多いのですが、これもおすすめできません。
ダイエットで言うと、絶食とドカ食いを繰り返しているようなもの。刺激やストレスに弱い肌を自分で痛めつけているようなものです。
お手入れのしすぎ症候群を防ぐには、お手入れのしすぎを改めましょう。特にやってはいけないのは、「1週間に1度」とか「2週間に1度」など、使用頻度の目安が書かれているスペシャルケアを、それ以上行なうことです。
こういったスペシャルケアには、角質クリア成分や美白成分などの強い成分が入っています。確かに、時々使うと肌の調子がよくなるのですが、頻繁に使うとかえって肌に負担をかけ、肌本来のバリア機能を奪ってしまうのです。
情強!医薬品の乱用
情報強者のコスメマニアに多い肌の甘やかしに、医薬品の濫用があげられます。
乾燥や痒み、ニキビなどの肌トラブルで皮膚科を受診すると、化粧品とは比べ物にならないくらいすぐに、確実に肌トラブルを改善する医薬品が処方されます。
しかも化粧品より安い。一度知ってしまうと、トラブルが治った後でも普段のお手入れに使いたくなります。
市販薬でも乾燥肌やシミ、にきびなどに効く医薬品があります。代表的なのが、保湿や血行促進に使うヒルドイドローション、にきびの治療に使うディフェリンゲル、シミを消すハイドロキノンなどです。
実はこれ、肌を甘やかす行為としては一番危険性の高い選択肢なのです。
医薬品の乱用はなんで駄目なの?
医薬品は化粧品と異なり、治療を目的とした製品で、当然効果も高くなります。飲み薬でも、健康なときにまで常用している人は少なくないのですが、薬の乱用は危険です。
ひとつは副作用の問題です。たとえば自称コスメマニアがよく濫用しているヒルドイドローションですが、皮膚の薄い顔に常用すると、血行促進効果で赤みが増す恐れがあります。
もうひとつは依存のおそれです。病気でもないのに医薬品を常用することは、文字通り肌を甘やかすことになり、肌本来の回復機能を阻害します。