美意識の高い女子こそ要注意!治りにくいビニール肌の予防法
ビニール肌に一度なってしまうと改善には時間がかかります。そこで、ビニール肌になる前や、なりかけの段階でビニール肌の予防を勉強しましょう。ビニール肌の原因で一番多いのがなんと、お手入れのしすぎやメイクのがんばりすぎなのです。美意識の高い完璧主義のあなた、ビニール肌には注意しましょう。
一度ビニール肌になると大変!
ビニール肌とは、顔の肌の角質層が極端に薄くなり、キメがなくなってツヤツヤした状態になることです。一見ツヤや張りのある肌に見えますが、実は大変危険な状態。
角質層が薄いのでバリア機能がなく、化粧品や紫外線などの刺激に弱くなります。肌が薄くなるので透けやすく、かえって赤黒く見えることもあります。
放っておくと激しい乾燥や痒みや痛みに悩まされ、シミやシワなどもできやすくなります。悪化するとニキビや吹き出物が出てくることもあります。
そして、一度ビニール肌になると自覚してから改善するのは大変です。ただ角質層が剥がれてしまっただけではなく、ターンオーバーが未熟になってしまっているので、治すのに時間がかかるのです。
できるなら、ビニール肌になる前やビニール肌の初期段階で予防すべきなのです。
ビニール肌になりやすい人
ビニール肌の原因は主に2つあります。
1つは、アトピーの方やアレルギー持ちの方などです。肌に炎症を繰り返したことや、花粉症のティッシュの刺激や間違ったステロイド剤の使い方などが原因です。
この場合は皮膚科と相談しながらお肌に合った治療を選択しましょう。
ステロイドは現在では正しい強さの薬を正しい期間の使用した場合はビニール肌の原因にはならないと言われていますが、医師でも処方しすぎることもあります。
もう1つは間違ったスキンケアによるものです。ビニール肌の原因の大半はこちらです。ビニール肌はお手入れのし過ぎで起こり、美容マニアの職業病みたいなものなのです。
美のプロである芸能人やモデルにもビニール肌の方は意外と多いもの。陶器のような美肌で有名だったのにある日を境に急に肌が劣化してあれよあれよと言ううちに老け込んでしまう…。
洗顔のがんばりすぎ
肌は刺激に弱いものです。クレンジングや洗顔のときに肌をこすっていませんか?
こすっていないつもりでも、実際に確認してみると案外こすっている人は多いものです。クレンジングや洗顔の際は、手指で直接肌を触れないくらいの気持ちで優しく肌を扱いましょう。
洗顔する水の温度にも気をつけましょう。お風呂などで熱いお湯で洗顔するのはやめてください。一番熱くても、ぬるま湯程度を守りましょう。
ピーリング・ゴマージュ
ピーリングやゴマージュは余分な角質層を落とし、肌を健康に明るくする美容法です。すぐに効果が出て、目に見えて肌が明るくなり、手触りも良くなるので、1回知るとどんどんやりたくなります。
でもちょっと待って。ピーリングやゴマージュのやりすぎは、ターンオーバーを早めすぎ、一気に肌をビニール肌にしてしまいます。
肌の薄い人や敏感肌の人は、ビニール肌の予防のためにピーリングやゴマージュ自体をすべきではありません。そうではない人も、2週間~1ヶ月に1回程度に抑えましょう。
負担の高い完璧メイク
美白を目指すあまりに、紫外線量の少ない冬でも高SPFの日焼け止めを塗り続けていたり、メイクの崩れを嫌がるあまりに、水にも入らず汗もかかないのにウォータープルーフのファンデーションを使い続けていたりしませんか?
近所のお出かけでも、カバー力の強いファンデーションで完璧に仕上げていませんか。家でも美しくいたいと、メイクを長時間付けっぱなしにしていませんか。
メイクにおけるこんな完璧主義はビニール肌への一本道です。メイクをしていることは肌にとっては不自然なこと。肌にもちゃんと息抜きをさせてあげましょう。