それ、間違っています!顔の角質ケアは頻繁にやると肌トラブルの原因に
顔の角質ケアは頻繁にやると肌を傷つける原因となります。古い角質が蓄積してしまうと、ニキビや吹き出物、シワやシミなどが出来やすくなりますが、顔の角質ケアを頻繁に行ってはいけません。肌の角質には重要な役目があり、バリア機能、保湿機能があるからです。毎日健康な生活を送ることが最高の顔の角質ケアになります。
顔の角質ケアはどうすればいいの?
顔の角質って悪いものなの?
顔に角質が溜まると、毛穴を防ぐ原因となり、ニキビや吹き出物が出来やすくなります。また古い角質が溜まることによって、肌のくすみの原因になってしまったり、シミやシワが出来やすくなってしまいます。
では肌の角質は出来るだけ取り除いた方がよいのではないかと思いますが、すべて取り去ってしまうと、今度は肌がバリア機能を失ってしまうため、肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
顔の角質はある程度あった方が、肌のためにもよいのです。
肌の角質の重要な役目とは?
肌の角質はどこにあるのでしょうか。それは表皮の上層部にあり、皮脂で覆われています。
角質は、肌細胞が死滅した集まりですので、不要なものなのではないかと思われがちですが、肌にとって必要なものだったのです。
角質細胞の一部は、角質細胞間脂質に変化します。その中の約4割に肌の美容成分とも言われているセラミドが含まれています。
セラミドは肌を保湿する役目がありますので、肌の角質を取り過ぎてしまうと、肌が乾燥してしまうのです。角質細胞にもアミノ酸や尿素が含まれており、角質自体が天然保湿成分にもなっているのです。
悪いものだというイメージのある角質は、肌の外部からの刺激から肌の内部組織を守り、肌の水分が外部に逃げて行かないようにする重要な役目があったのです。
角質の厚みは僅か0.02ミリです
角質の厚みは、非常に薄く僅か0.02ミリしかありません。
しかしストレスや食生活、睡眠不足などが原因で肌のターンオーバーが正常に行われなくなってしまうと、古い角質が肌に残ってしまい、さらにターンオーバーを邪魔するため、どんどん悪循環になってしまいます。
また肌のターンオーバーが早くなってしまうと、肌のバリア機能が失われ、水分不足になります。
顔の角質ケアは健康な生活が基本
健康な生活が最高の顔の角質ケアに!
どんなに効果な化粧品を使っても、ターンオーバーがうまくいっていないと台無しになってしまいます。
規則正しい生活を送ること、ストレスをなくすこと、栄養バランスのよい食事をすることが、最高の顔の角質ケアになります。
角質を取り過ぎないこと!
肌の角質は悪い物だと思い込み、角質除去パックや熱いお湯で顔を洗うと、角質層を傷めたり角質が必要以上に取られてしまいます。
肌の保湿成分でもあるセラミドを失い、肌が敏感な状態になり乾燥肌になっていきますので注意しましょう。
本来は、古い角質は軽く洗うだけで洗い落ちて行きます。安易にピーリング剤を使用してしまうと、肌のターンオーバーが崩れ、肌の状態が悪くなってしまうので注意しましょう。
角質を守るためには?
肌には角質がある程度必要です。
角質は、過度な顔の角質ケアを行ったり、洗顔料をたくさん使い過ぎてしまったり、一日に何度も洗顔してしまうと角質が取れ過ぎてしまうので注意しましょう。
油性化粧品を使う頻度を抑えましょう
油性化粧品を使うと、古い角質が油で肌に張り付いてしまいます。
ファンデーションを使った日は、寝る前にきちんとクレンジングで化粧を落とし、その後、きちんとスキンケアを行いましょう。
化粧をしたまま寝てしまうと、古い角質と酸化した油性化粧品の油を顔に付着したまま寝ることになるため、肌に強いダメージを与えることになります。
また美容のために使用している油性の美容クリームも、付け過ぎると古い角質と油が肌にくっついている状態になるため、古い角質を剥がれ落としにくくなり、ターンオーバーがうまく出来ません。
肌がなんとなくゴワゴワとして硬くなっているようであれば、古い角質が溜まっている証拠かもしれません。こんな時は、油性化粧品を使用する頻度を減らしてみたり、量を減らしてみましょう。