唇のシワの原因は老化と乾燥。しっかり保湿で、ふっくら唇を取り戻そう。
赤ちゃんのような、ふっくらとしたピンク色の唇は、魅力的ですね。しかし、年齢を重ねると肌のハリがなくなるように、唇のふっくら感もしぼむようになくなり、縦シワが刻まれるようになります。この唇のシワの原因は何なのでしょうか?また、唇のシワを改善する方法はあるのでしょうか?
唇のシワの原因とは?
主な原因は、老化と乾燥。
ふっくらとして、色つやの良い唇は、魅力的なものですね。
しかし、年齢とともにふっくら感は失われ、血色が悪くなり、縦シワが刻まれるようになってしまうものです。そのような唇のシワの原因の一つが、老化です。
肌のハリと弾力には欠かせないコラーゲンは、肌の中で生成されて、分解されるというサイクルを繰り返していますが、年齢を重ねると、肌の中で生成されるコラーゲンの量が減ってしまう上に、質まで低下してしまい、ハリや弾力を失ってシワが刻まれるようになるのです。
そして、もう一つの大きな原因は乾燥です。
唇は、皮膚ではなく粘膜であるために、細胞が生まれ変わるターンオーバーが、6日から7日と皮膚よりも早く、唇に何かダメージがあった場合は、肌のダメージよりも回復が早いともいえますが、唇には皮脂腺がないために、乾燥によるダメージを受けやすいのです。
他にもある、唇のシワの原因。
また、普段何気なくしている行動にも、唇のシワの原因になるものがあります。
例えば、唇に何もつけずに外出して、紫外線を直接受けてしまうこと。肌には、日焼け止めクリームを塗っているのに、唇には無頓着になっていませんか? 紫外線によるダメージを受けるのは、唇も同様です。
逆に、唇の乾燥を防ごうと1日に何度もリップクリームをつけることも、リップクリームは固いものが多いため、摩擦によるダメージを受けかねません。
また、食事の時にティッシュなどで唇をゴシゴシ拭いてしまうのも、摩擦によるダメージの原因になります。
さらに、喫煙は血行を悪くする上に、ビタミンCを破壊するために、唇もダメージを受けるのは言うまでもありませんが、さらに唇をすぼめてタバコをくわえることでも、シワが刻まれてしまうことになります。
唇のシワを予防して、ふっくら唇になろう。
1年を通して、保湿と日焼け止めをしよう。
リップクリームなどで唇の保湿をするのは、空気が乾燥している冬の季節だけ、という人は少なくありません。
しかし、唇のシワを防ぐためには、1年を通して保湿を行うことが望ましいものです。唇の保湿ケアも定期的に行いましょう。
刺激の少ないリップクリームたっぷりと唇に塗り、ラップで押えるようにして、10分ほどおきます。このとき、温かい蒸しタオルをあてるようにすると、さらに保湿力を高めることができます。
また、外出するときは、紫外線のダメージから、唇を守るために、日焼け止め効果のあるリップクリームを塗ることも、忘れないようにしましょう。
こんなことにも気を付けて。
肌同様、摩擦も唇にはダメージになりますから、メイクを落とすときや、食事の際に唇を拭くときには、こすらずにそっと押さえるようにすることを心がけましょう。
ビタミンB2には、粘膜を正常に保つ働きがあるといいますから、ブロッコリー、卵、納豆、レバーなどビタミンB2を多く含む食品も、積極的に摂るようにしたいものです。
また、乾燥などで唇の皮がむけてきたときなどは、無理に剥がしてはいけません。
引っ張ることが、シワの原因にもなってしまいますから、そのまま自然に剥がれるのを待つのが一番ですが、どうしても剥がしたい場合は、ワセリンを塗って、唇をやわらかくしてから、そっと剥がすようにしましょう。
しっかりと保湿をして、唇の状態をよくしておけば、皮剥けを防ぐことにもなります。