秋を代表する味覚、栗の美容効果はこんなにすごい
秋と言えば頭に浮かぶ食べ物はいろいろとありますが、その中でも老若男女を問わず人気があるのが栗でしょう。栗ごはんや、スイーツとしておいしい栗ですが、意外と知られていないのが栗の美容効果。秋の味覚、栗は美肌のための栄養素をたくさん含んでいるのです。
意外と知られていない栗の美容効果
美肌効果や冷え症改善効果もある
秋を代表する味覚と言えば、栗はその代表的な一つといえるでしょう。
ホクホクと炊き上がった栗ごはんはもちろんのこと、和菓子や洋菓子のスイーツとしてもよく使われ、老若男女、誰からも好かれる食材です。とはいうものの、意外と知られていないのが栗の美容効果です。
栗には、ビタミンB1を始めとして、ビタミンB2、タンニン、ペクチン、食物繊維、葉酸などの栄養素が含まれていて、食べるだけで美肌効果も期待できるのです。
また、栗はアーモンドやクルミなどと同じナッツ類に分類されるもので、胃腸を強くする効果や身体を温める食材でもありますから、肌寒くなる秋にはピッタリの食べ物であるといえます。
栗に含まれている栄養素
栗の中には、ビタミンB1、ビタミンB2、タンニン、ペクチン、食物繊維、葉酸などの栄養素が含まれているのは、上記のとおりですが、それぞれの栄養素がどのような効果があるのかを見ていきましょう。
まず、ビタミンB1には、新陳代謝を促す作用があり、肌にハリを与えてくれる効果とともに、糖質をエネルギーに代える働きもありますから、炭水化物を摂りすぎてしまった時やダイエットをしているときにも向いている食材であるといえます。
ビタミンB2には、細胞の成長を促すとともに、抗酸化作用もあるため、ニキビ肌の改善などに効果があります。
タンニンは、栗の実ではなく渋皮に含まれるもので、ポリフェノールの一種類であり、抗酸化作用が高く、また体内で悪玉コレステロールにくっついて、体の外に排出してくれるという働きもあります。
ペクチンには、腸の中の善玉菌を増やしてくれる働きがあるので、肌荒れの原因である便秘の予防に役立ってくれます。
ペクチンと同じく整腸作用がある食物繊維は、これを豊富に含む食材として知られているゴボウよりも栗には多く含まれており、腸の不調からくる肌荒れを予防することができます。
また、葉酸は皮膚の細胞を正常にすると言われており、さらに血行促進を促すことから、肌の血色を欲する効果やツヤを与える効果が期待できます。
栗をおいしく食べて、キレイになろう
美味しい栗は、こうして選ぼう
秋になると、スーパーや八百屋の店頭に並ぶ栗ですが、皮に包まれているため、栗の実は見えません。買い物に行ったときには、どんな栗を選んで買うといいのでしょうか。
栗を選ぶポイントは、まず、皮に光沢があって、シワシワしていたり、変色していたりしないこと、そして重みがあって、虫食いの跡がないこと。これらに気を付けて選ぶとおいしい栗を買うことができそうです。
栗の食べ方いろいろ
秋と言えば思い浮かぶのは栗ごはんですが、苦労するのが栗むきですね。
生の栗をむくのは、力も必要であり、なかなか大変ですが、皮ごと半日ほど水にさらした後、塩ゆでしてゆで栗にすると、アクも抜けて甘みも増し、むきやすくなるのでオススメです。
皮をむいた栗は、渋皮煮にしてもおいしいですし、さまざまなスイーツにも使うことができますから、いろいろと挑戦してみたいところですね。
ただし、栗の美容効果を期待して、一度にあまりたくさん食べ過ぎると、消化不良を起こしてしまいかねませんから、気を付けるようにしましょう。