年代別に原因は異なる?!なかなか改善しない鼻ニキビのケア
鼻ニキビのケアは清潔にすること、できたニキビを触らないことが基本になります。しかし、きちんとケアをしていても改善しない場合には生活習慣が原因となっている場合やホルモンバランスや自律神経系、あるいは内臓に問題があることが考えらます。また、これらの要因は年代別に特徴があります。
鼻ニキビのケア
鼻ニキビは思春期だけでなく、中年になってもできることがあります。目立つ部位のニキビなので、できるとかなり気になるものです。
鼻ニキビで必要なのは洗顔をきちんと行うこと、鼻ニキビを指で触らないことの2点です。清潔にして保湿ケアを十分に行うことで早く改善することが期待できます。
しかし、このような表面的な対策だけは改善しない鼻ニキビがあります。今回は年代別に、鼻ニキビのできる原因とケアについて紹介します。
鼻ニキビができやすい10代は睡眠を大切に
成長期であり、体が大人になる段階の10代にはちょっとした変化で鼻ニキビになることがあります。とくにホルモンバランスの乱れや皮脂の分泌が盛んために鼻ニキビができやすい時期と言われていますが、原因はそれだけではありません。
皮脂が過剰に分泌される原因は大きく3つあります。睡眠不足、動物性脂質の過剰摂取、そして乾燥です。
10代は食欲が旺盛になる時期なので手軽なものを食べてしまいがちですが、その中に動物性の脂質が多いと鼻ニキビの原因になります。また、体力があるために深夜まで起きていることが増えるのも10代です。
特に鼻ニキビができやすい人は睡眠時間をきちんと確保すること、そして動物性の脂質の摂取を控えるようにするだけで鼻ニキビになるリスクは減るでしょう。
20代は水分補給で乾燥を防ぐ
20代での鼻ニキビは主にホルモンバランスや自律神経の失調、そして乾燥が原因です。不規則な生活によってホルモンバランスや自律神経が乱れると鼻ニキビができやくなります。
さらに20代では徐々に肌が乾燥してくる年代です。肌の乾燥は水分と良質な油分の摂取が少ないためです。とくに飲酒習慣、喫煙習慣、そして睡眠時間が短い人では肌の乾燥が強くなり、鼻ニキビができやすくなります。
対策としては主に体の水分を保持することが有効です。真水をたくさん飲むことを意識すること、食事のときにはよく噛んで唾液の分泌を促すようにしましょう。
30代は冷えや飲酒、喫煙が鼻ニキビの原因に
30代になると内臓の問題から鼻ニキビができやすくなります。とくに肺や腸との関わりが強いと言われている鼻は、それらの臓器に問題があるとニキビができることがあります。
肺の機能低下は風邪やウイルスなどの感染症が多いと思われていますが、実は冷えることも肺にとっては大きな負担になります。そのため、室内の温度を適度に保つこと、毎日、湯船に浸かることで体を温めることを意識しましょう。
また、便秘や下痢などの腸の不調も鼻ニキビの原因になります。食べ過ぎや飲み過ぎに特に気をつけ、発酵食品を多く摂取するように心がけましょう。
40代以降は腹八分を意識する
40代以降で鼻ニキビができることは稀ですが、体質によっては慢性的に鼻ニキビができる場合があります。
多くの場合、原因は肌質ではなく、食べ物の原因です。40代になると男女ともに男性ホルモンが多く分泌されるようになるので、ビタミンやミネラルの不足した食事が続くことで鼻ニキビや口内炎、肉体疲労など様々な不調の原因となります。
40歳は働き盛りと言われ多くの責任がかかる時期ですが、体は初老と言われる年齢です。若くないことを自覚し、養生と摂生を意識した生活に切り替えていきましょう。
皮脂分泌の多さが気になる場合には植物性の脂質を多めに摂取し、肉食を控えることで皮脂分泌が落ち着く可能性があります。食事からの脂質量が少なすぎても皮脂が出やすくなるので注意しましょう。