寝汗の原因7つ!不規則な生活の他、自律神経失調、肺結核、ホジキン病の症状かも!
寝汗の原因は普段の生活の不摂生や不規則な生活の他、ホルモンバランスや自律神経の失調、あるいは結核、ホジキン病などが原因であることもあります。男女共に、「単なる寝汗」と思わず、早めに病院に診察に行くことが大切です。
こんなにある?!寝汗の原因7つ
寝ている間は誰でも多少は汗をかくものです。
一説には一晩でコップ1杯ほどの汗をかくといわれています。しかし、下着だけでなくパジャマやシーツまでぐっしょり濡れるほどの汗はやはり多いようです。
なぜこのような寝汗をかいてしまうのでしょうか? 原因となる事柄をまとめて紹介します。
【1】不規則な生活
汗を出すのは自律神経の働きによるものです。そのため、自律神経を乱すような生活では寝汗をかくことがあるようです。
とくに睡眠不足が続いたり、忙しい日が続き連日交感神経が緊張したままの状態が続くと、寝ている間に大量の汗が出るようです。
【2】アルコール
日頃からアルコールを大飲する人や寝酒の習慣がある人の中には、アルコールによって体の代謝バランスが乱れて汗をかくことがあるようです。
本来、アルコールを飲むと利尿作用やアルコール代謝で体内の水分が消費されるので、脱水症状になります。水分代謝が乱れて寝汗をかくことはさらに脱水してしまい、危険な状態になるので注意が必要です。
食べられる量が低下したらアルコール量を減らすサイン
30代を過ぎると、アルコール代謝が急激に悪くなると言われています。若い頃は深酒しても翌日の夜には、またお酒が飲めるものですが、それは代謝機能が高いからです。
年齢を重ねるとアルコールだけでなく、全体的に代謝機能が衰えてきます。油物がきつくなったり、一度にたくさんの量が食べられなくなったらお酒の量も減らすようにしましょう。
【3】月経前症候群
ホルモンバランスが乱れがちな生理前に寝汗をかくことがあります。疲れたときや生活が不規則なときには、寝汗をかくこともあります。
しかし、寝汗をかくのが毎回の生理と関連しているようなら、一度婦人科でホルモンバランスを診てもらいましょう。
【4】甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモンは代謝をコントロールするホルモンです。そのため、甲状腺ホルモンが乱れると運動をしていなくても心拍数が上がったり、汗をかくことがあります。しっかり食べているのに体重が増えず、むしろ減るという特徴もあります。
寝汗は更年期だからと放置しない!
最近は若い女性であっても更年期障害の諸症状に悩まされることが多いようです。
発汗は更年期障害の特徴的な症状です。しかし、昼間だけでなく、夜間にも多くの寝汗をかいている場合には、更年期障害の他にも甲状腺ホルモンや内臓の衰えがある可能性があります。
更年期障害だからと放っておかず、一度病院で検査してみましょう。
【5】肺結核
一時期はほとんど見られなくなった肺結核は近年、徐々に感染者が増えているという報告があります。風邪のような症状のために発見が遅れることもあります。
結核は咳が特徴的ですが、異常な寝汗で気がつく場合もあります。
【6】腎臓病
腎臓は体内の水分バランスを担う臓器です。この腎臓に問題があると寝汗がひどくなる場合があります。徐々に寝汗がひどくなる場合にはとくに注意しましょう。
【7】ホジキン病
単なる寝汗でも一部のガンの初期症状であることもあります。
例えば、ホジキン病というリンパ腫のひとつは女性よりも男性の多く、原因不明の病気です。寝汗の他、体重減少、かゆみ、疲労などが特徴的な症状です。
単なる寝汗と軽くみない!
男性にとっても女性にとっても寝汗というのは、何かしらの体の異常のサインです。放置せずに病院に行きましょう。
とくに、男性は筋肉量が多いので、もともと汗をかくことが多く見過ごされることがあります。汗の量の他、匂いなどが気になるようになったら、なんらかの内臓疾患の可能性があります。