生理のイライラを悪化させる6つの生活習慣とは?普段の生活習慣が大切です!
生理のイライラはPMS(月経前症候群)と呼ばれるものです。生理のたび精神的だけでなく身体的にも辛い思いをする人も多いPMSですが、最近では普段の生活習慣によってPMSの症状が悪化したり、緩和したりすることがわかっています。今回はPMSを悪化させる6つの習慣を紹介します。
生理のイライラ、これってPMS?
生理前後になんとなくイライラする、体の調子が全体的に良くない、こんなことを思っている女性は多いのではないでしょうか?
この生理のイライラは、PMSと呼ばれる月経前症候群というものです。
PMSは生理によるホルモンバランスや自律神経の活動が不安定になることから生じる、精神的、身体的な不調のことです。
普段は穏やか過ごせる人もちょっとした事や他人の言動に過敏に反応してしまって、失敗したな、と思ったこともあるかも知れません。
いつもならしないようなことをしたり、言ってしまったりして、自分の評価を落としてしまったという経験をした人も多いといいます。
生理は毎月くるものだから、PMSも仕方ないと言えば仕方ないことですが、生活習慣によってPMSは改善することもわかっています。
PMSを悪化させる6つの悪習慣
【1】ストレス
PMSを悪化させるものとしてストレスが有名です。ストレスは誰にでもあるものですが、女性は不満を溜め込むことでストレスを悪化させることがわかっています。
適度に人に話したり、日記などで文字にして吐き出すなどして、気持ちの整理をすることが有効です。
【2】冷え
とくに身体的なPMSの症状を悪化させるものとして、冷えがあります。
普段から冷たいものの飲食をさけ、温かい飲み物を摂るようにしましょう。また、体を温めるショウガや根菜類などもおすすめです。
生理前に慌てて行っても効果ない?PMS対策
PMSの対策は生理前に行っても効果が少ないことがわかっています。それはPMSが生理前だけでなく、前回の生理が終わってからの生活によって変わるからです。
このため、生理はここ1ヶ月の体の通信簿などとも言われます。毎回良い成績になるよう、生理が終わったあとも体を労るように良い生活習慣でいましょう。
【3】睡眠不足
どんなに栄養や環境が良くても、睡眠が不足しているとPMSでイライラしたり、落ち着きがなくなったりすることがあります。
体調が良い時には質のよい睡眠がとれるために短い睡眠でも問題ないですが、生理周期によっては眠りが浅くなり長い時間の睡眠が必要になることもあります。
生理周期と体調に合わせて、睡眠時間を柔軟に変化させるようにしましょう。
【4】タバコ
PMSはタバコによる血管の収縮やニコチンによって悪化します。ただし、生理周期によってはタバコを吸っても問題ないときもあります。
習慣的にタバコを吸うのではなく、体の調子を考えてタバコの本数をコントロールし、長く健康にタバコを楽しみましょう。
生理が終わると元気な人は計画を立てるときに要注意!
生理が終わると体調がとても良くなり、活動的になり、短い睡眠でも頑張れるし、なにをやってもうまくできる! そんな期間が1週間から2週間程度続くという人は多いようです。
しかし、この時期を基本として様々な計画を立てるのは危険です。このような時期は特別に良い時期であって、平均的なあなたの健康度合いや活動量よりも、かなり高いことを忘れてはいけません。
過密なスケジュールや無理のある予定は、PMSの時期に自分を追い込むだけです。「体調が悪くても最低限できる」という範囲で計画を立てるようにしましょう。
【5】アルコール、カフェイン
PMSにとってアルコールやカフェインなどの刺激物は、ときにはタバコよりも害があると言われています。最近はコーヒーブームですが、PMSを緩和するためにはコーヒーを毎日飲むことは避けたほうがよいでしょう。
また、アルコールもホルモンバランスや代謝を乱し、さらに冷えを招くこともあるのでできるだけ習慣化せず、特別な日のちょっとした楽しみとして飲むようにしましょう。
【6】糖分、塩分、油
PMSの症状を悪化させるのは、やはり食事内容です。とくに糖分、塩分、油が多いものは自律神経を乱し、結果としてホルモンバランスも乱します。
結果としてPMSの症状がひどくなる傾向にあるので、とくに排卵期を過ぎてからのインスタント食品、ジャンクフード、菓子類などの飲食は控えましょう。
野菜や果物の不足で悪化するPMS
PMSの症状が酷いという人は食生活が体に合ってないのかも知れません。
例えば、肉、砂糖、塩、精製された炭水化物、油など、現代の食事に多く使われているこれらのものを排泄するためには、強い消化力や排泄力が必要だと言われています。
これらの食べ物を全く食べないということは不可能ですが、野菜や果物などを増やすことで症状が緩和されることもあります。
一度、食生活を見直して野菜や果物が十分に摂れているのかを確認してみましょう。