ワタシが痩せられない原因がストレス過多と代謝の低下にあったとは!
最近の研究で、ストレス過多と代謝の低下に深い関係があることがわかったそう。つまり、悩み多い人は必要以上の節制をしつつ、さらに運動量を増やして代謝も挙げる事が必要ってこと。ストレスと代謝の関係とメカニズムを調べてみました。
ストレス過多と代謝の低下…ストレス太りは本当にある!
ストレスって体に悪いだけじゃなく、美容(ダイエット)にも影響するって知ってますか? 最近、アメリカのオハイオ州立大学の実験でわかったそうです。
ストレスと代謝の低下、どのような関係があるのでしょう?
ストレスが増えると消費カロリーは減る!?
アメリカのオハイオ大学の研究で、ストレスと肥満の関係が示され話題を呼びました。
実験では、50代の女性を対象に進められましたが、ストレスを与えられた被験者はストレスを与えられなかった被験者に比べ、食後7時間のエネルギー燃焼量が約104キロカロリー少ないという事がわかりました。
つまり、ストレスを感じると私たち女性は代謝が落ち、結果、太ってしまうという事なのです。
実は、この違いが積もり積もって1年でなんと「5kg」の体重増に繋がるということなのです。これは、女性にとっては由々しき事態ですね!
情緒不安定でも体重も増加する?
同じ実験で、ストレスを感じた場合、食後の血糖値や中性脂肪値、インスリン濃度にも影響があることがわかりました。
ストレスがあるとインスリン濃度が上昇します。このインスリンは脂肪の蓄積に関係するので、ストレスが肥満に大いに関連するといえるでしょう。
また、過度なストレスが”うつ”の引き金になる事はよく知られていますよね。この”うつ”にストレスが加わることにより、食後の中性脂肪値が”急上昇”し、体重増加の原因にもなるということがわかっています。
これは誰もが経験した事があると思いますが、ストレスを感じるとついつい”やけ食い”しちゃいますよね。これも、ストレスや情緒不安定による体重増加の一因といえるでしょう。
とくに、「ジャンクフード」と呼ばれるものには要注意。ジャンクフードは大体カロリーが高いのに、なかなかお腹いっぱいになりにくく、つい食べ過ぎてしまいますよね。
しかし、人はなぜジャンクフードにはまるのでしょう?
実は、ジャンクフードを食べることで快楽中枢が刺激され、一時的に”快楽”が得られるからなのです。
そして、その時の感覚を脳が覚えているので、「やめられない、止まらない」となるのだそうです。まるで麻薬のようですね。
先ほどの研究結果も合わせて考えてみると、ストレスがあるときに悪いもの(ジャンクフード)を食べるとカロリーが消費されにくいと言われています。つまり、体重増加が起こりやすいと言えますね。
ストレスが原因で太らないために心がけたい事
ストレスは、人間が生きていく上で絶対に避けては通れないものです。ならば、ストレス太りにならないように準備はしておきたいものですね。
そのための準備として心がけておきたい事は、
1.体に良く、低カロリーで少量で満足できるおやつを常に用意しておく。
2.食べたくなったら15分ほどの散歩をして気分転換をはかる。
以上のことを心がけることによって、「ストレス食い」による体重増はある程度少なくなり、ストレス食い→太る→罪悪感からさらに食べる・・・の負のスパイラルから抜け出すことができるはずです。
やけ食いは女性の専売特許??
ストレスで太ってしまうのは男女同じではなく、女性のほうに当てはまる傾向のようです。
実際、あまり男性に「やけ食い」というのはあまり聞きませんものね。これは女性の場合、脳のセロトニン不足によるのだそうです。
ということは、セロトニンを増やすことで”ストレス食い”を防ぐ事ができる・・・ということになるはずですよね!
セロトニンを増やすには、午前中の日の光を浴び、夜更かしをせず、ゆっくりお風呂タイムを楽しみ体を動かすことで増やす事ができますよ。規則正しい生活がやっぱり大事なんですね!